現在ソニー損保で自動車保険を契約していて、その契約をソニー損保で継続する場合には継続割引が適用されます。
継続割引は最大で2%割引されます。
継続の際に適用される割引として、継続割引の他にはインターネット継続割引、無事故割引、くりこし割引、継続時複数契約割引などがあります。
継続時に適用される割引の数ではたぶん業界一でしょう。
条件が揃えばかなりの割引額になります。
ただし、継続契約の割引額が初年度の割引額よりガクンと少なくなるものもあって、その結果、初年度より2年目の方が高くなるか、高くならないまでもあまり安くならないケースもあります。
そうした点も含め、また他社の継続特典とも比較しながら、詳しく解説していきます。
しばらくお付き合いいただけると幸いです。
ソニー損保:継続時に適用される割引

ソニー損保の継続時の特典 | |
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ソニー損保:2年目が高くなるケースとは?

ソニー損保で始めて自動車保険の契約をする場合、インターネット契約することを条件に、保険料が10,000円割引されます。
これがインターネット割引です。
この割引は、2年目(最初の継続契約)の際は5,000円に縮小します。
実は、以前はもっと金額差が大きかったのですが、2年目の方が高くなる逆転現象が頻発したために大いに不評を買い、現在の金額に修正したという経緯があります。
そのため、現在のソニー損保では2年目が高くなる逆転現象は発生しにくい状況だと思います。
ただし、逆転はしないまでもあまり安くならないケースは出てくるでしょう。
もしもあまり安くならなかったり2年目の方が高くなったりするケースがあるとすれば、それはインターネット割引とは別の要因による可能性が高いと思います。
前年に事故で保険を使えば高くなるのは当たり前なので、そのケースを別にすると、以下のようなケースが考えられます。
- 免許証の色が変わった
- 使用目的が変わった
- 新車割引の適用期間が終了した
- 走行距離により保険料が変わる契約で前年の走行距離が想定以上に多かった
- 保険料の料率が改定された
- 型式別車両料率クラスが変わった
などが考えられます。
上記以外で、とりわけ高齢者の契約で起こりやすいのが記名被保険者の年齢区分が変わった場合です。
あまり知られていないことですが重要なことなのでちょっと詳しくご説明します。
自動車保険を契約する際は全年齢、21歳以上、30歳以上などの「年齢条件」を選択しますが、実は、これとは別個の年齢区分が存在します。
それを記名被保険者年齢別保険料といいます。※会社により呼び方が異なりますが代理店型も通販型も採用しています。もちろんソニー損保も採用しています
自動車保険の保険料は「年齢条件」と「記名被保険者年齢別保険料」という2重の年齢要因によって保険料を算出しています。
記名被保険者年齢別保険料が適用されるのは、ソニー損保の場合「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」の年齢条件の場合です。
これらの年齢条件を設定した契約で、保険始期日時点の記名被保険者の年齢により保険料に差を付けています。
30歳未満 |
30歳以上40歳未満 |
40歳以上50歳未満 |
50歳以上60歳未満 |
60歳以上65歳未満 |
65歳以上70歳未満 |
70歳以上75歳未満 |
75歳以上 |
(東京海上日動の場合)
上記区分により保険料を調整しています。※保険会社により区分が異なることがあります
たとえば、記名被保険者が59歳の時に「35歳以上」で保険契約し、1年後にその契約を更新した際、事故を起こしていなくても、あるいは、補償内容は前年とまったく同一でも、更新後の保険料の方が高くなることがあって、これは記名被保険者年齢別保険料のためです。
つまり年齢条件が「35歳以上」であっても、記名被保険者が59歳の人の契約と60歳の人の契約とでは保険料に差が生じるということになり、これが無事故であっても2年目の方が高くなるケースもあるというわけです。
記名被保険者が高齢者の場合に発生しやすい逆転現象です。
継続時の特典:そんぽ24の場合

そんぽ24の継続時の特典 | |
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継続時の特典:三井ダイレクトの場合

三井ダイレクトの継続時の特典 | |
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継続時の特典:JA共済(農協)の場合

JA共済(農協)の継続時の特典 | |
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継続時の特典:イーデザイン損保の場合

イーデザイン損保の継続時の特典 | |
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結局、ソニー損保で継続するのはおトクなのか?

ソニー損保では以前に比べて2年目が高くなる逆転現象は発生しにくくなっています。
それでもたまに逆転することはあるし、逆転しないまでも、無事故にもかかわらずたいして安くならないケースもあるでしょう。
ただし、ここで冷静に判断して欲しいのは、たとえ2年目がたいして安くならなかったとしても、もしもソニー損保以外に切り替えた場合の保険料より安いのであれば、別に問題にはならないはずです。
ソニー損保に限らずどの保険会社も顧客を増やしたいので契約初年度には大きな特典を付けます。
その結果、継続契約である2年目は、あまりパッとしない保険料になるのは傾向としては各社同じです。
ですから、ここは冷静に保険料を比較してください。
仮に2年目が初年度より高くなったとしても、その額が他社に乗り換えた場合の金額より安いのであれば、切り替える必要はないはずです。
でも、他社に切り替えた方がかなり安くなるというなら、話は別です。
こうしたことは一括見積もりサイトを利用するのが一番の近道です。
インターネット割引の額もしばしば変更になっていますし、新たな割引が新設されることももはや当たり前です。
アクサダイレクトがインターネット割引を最大20,000円に増額したのは2018年7月3日です。
他でもないソニー損保も無事故割引を2019年4月1日から新設しました。
保険業界はめまぐるしく変化しています(だから当ページのような記事を書いているわたしの頭も休む暇がありません)。
結局のところ、こうした現状を一番喜んでいるのは一括見積もりサイトでしょう。
需要が増える一方ですから。
当サイトも以下の2つのサイトをおすすめします。
もちろんソニー損保も参加しています。
「ソニー損保で継続するのはおトクか?」
一括見積もり比較するのが最良・最短の方法です。
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ソニー損保関連の下記の記事も参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。