【3分記事】使用済みのクーラントはどこで引き取りしてもらえる?

クーラント・引き取り

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【記事のポイント】

  • 使用済みクーラントは特定の施設でのみ引き取り可能。
  • エチレングリコール含有により産業廃棄物としての扱いが必要。
  • 処分方法の不明点は自治体への問い合わせが推奨される。

使用済みのクーラントはどこで引き取りしてもらえる?

DIYで古いクーラントをラジエーターのドレンからポリタンク等に貯めた場合、これをどこにもっていけば引き取りしてもらえるのでしょう?

現実的な答えは下記の通りです。

  • いつも利用しているガソリンスタンド
  • 車を購入したディーラー
  • 修理や車検などをやってもらったことのある修理工場
  • 新品のクーラントを購入したカー用品店などのショップ

上記で重要なのは太字で強調した部分です。ただ単にガソリンスタンドやディーラーや修理工場やカー用品店に持ち込んでも、すんなり引き取りしてもらえるとは限りません。断られるか、有料になる可能性が高いと思います。

しかし、いつも利用しているところであれば、恐らく無料で引き取りしてくれるでしょう。

クーラントは産業廃棄物

水冷式エンジン車にはエンジン冷却装置であるラジエーターが付いていて、ラジエーターには常時冷却水(クーラント)が満たされていなければなりません。

このクーラントには下記の成分が含まれています。クーラントにはいろんな色があり、様々なメーカーが製造していますが、成分はほぼ同一です。

  • エチレングリコール:凍結防止剤として
  • 防錆剤:ラジエーターや配管内部の錆を防止する
  • 消泡剤:冷却効率を高める

上記の内、エチレングリコールは消防法により下記のように規定されています。

危険物 第4類第3石油類 海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律 D類物質

この規定により、排水口や河川に投棄することは禁止されています。

また、防錆剤にも有害物質が含まれているので、やはりそのまま排水溝に捨てるのはNGです。

そこで、しかるべき容器に入れて、

  • いつも利用しているガソリンスタンド
  • 車を購入したディーラー
  • 修理や車検などをやってもらったことのある修理工場
  • 新品のクーラントを購入したカー用品店などのショップ

などに持っていけば気持ちよく受け取ってくれるはずです。ちょうど使用済みの電池やプリンターのインクカートリッジの回収と同じです。

なお、クーラントを凝固剤で固めて燃えるごみとして出す、という方法もありますが、これはグレーゾーンとお考え下さい。ネットで調べても、問題ないという意見と問題ありという意見が混在しています。

事情によりガソリンスタンド等で引き取りしてもらえない場合には、お住いの自治体に電話で問い合わせてみてください。自治体により扱いが異なるので、答えも異なると思います。しかし、たいていは「クーラントを購入したお店に引き取ってもらってください」というようなことを言われると思います。

まとめ

  • 使用済みクーラントの引き取り場所:主にガソリンスタンド車を購入したディーラー修理工場、またはカー用品店などが受け入れ可能です。
  • 引き取り条件:ただ持ち込むだけではなく、事前に確認が必要であり、場合によっては有料になることがあります。
  • 無料で引き取ってくれる条件:通常、いつも利用している施設であれば無料で引き取ってもらえる可能性が高いです。
  • クーラントの成分と扱い:主要成分はエチレングリコール(凍結防止剤)、防錆剤消泡剤。これらは産業廃棄物として扱われ、下水や河川への投棄は禁止されています。
  • 自治体による対応:引き取りが難しい場合は、お住いの自治体に問い合わせることが推奨されています。自治体によって引き取りの扱いが異なるため、事前の確認が必要です。

下記の記事も参考になさってください。

ご覧いただきありがとうございました。