【2分記事】ラジエーター液とクーラント液の違いは?

ラジエーター液・クーラント液・違い

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ラジエーター液とクーラント液の違いは?

ラジエーター液=クーラント液です。

同じものを指しています。

ラジエーター(radiator)とは、水冷式エンジン車のエンジン冷却装置のことで、車の前部についていて、エンジンで熱くなった水を走行中の風に当てて冷却する働きです。ラジエーターに使用する冷却水なので「ラジエーター液」と呼びます。

クーラント(coolant)とは、冷却水あるいは冷却剤という意味の英語です。ラジエーターに使用するのは液体なので「クーラント液」と呼びます。

そういうわけで、ラジエーター液もクーラント液も全く同じ意味です。エンジン冷却水のことです。

LLC(ロングライフクーラント)

ラジエーター液=クーラント液は、一般的にLLC(ロングライフクーラント)という名称で市販されています。

色は様々

ラジエーター液=クーラント液には様々な色がついていて、赤・青・緑・ピンク・黄などがあります。製造するメーカーによって色が違いますが、中身はほぼ同じです。

トヨタの純正品は赤・ピンク、ホンダの純正品は青・緑など、自動車メーカーによっても主に使用する色が異なる傾向があります。

成分

ラジエーター液=クーラント液の成分はどのメーカーの製品も、あるいは何色の製品であっても、ほぼ下記のような成分です。

  • エチレングリコール:凍結防止剤として
  • 防錆剤:ラジエーターや配管内部の錆を防止する
  • 消泡剤:冷却効率を高める

成分がほぼ同じなので、色違いを混ぜ合わせて使用しても性能的には問題ありません。ただし、そうやって混ぜて使用すると、たとえばエンジンオイルが混じったりサビが混じったりした場合にも気づかないでやり過ごしてしまうリスクが発生します。なぜなら、最初から色が濁っているから新たに不純物が混じっても区別がつかなくなるからです。

そういう意味で、色違いの冷却水を混ぜて使用するのはNGです。

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