【記事丸わかり】
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ソニー損保の自動車保険に加入する際、ゴールド免許を取得している場合は保険料を10%(2019年4月1日からは12%)割引します。
これがゴールド免許割引です。
保険始期日の時点で記名被保険者がゴールド免許を持っていれば適用されます。
契約者の色は無関係です。
あくまでも記名被保険者がゴールドであれば割引が適用されます。
このページではソニー損保のゴールド免許割引について詳しく解説しています。
しばらくお付き合いいただけると幸いです。
ソニー損保:ゴールド免許割引とは?
ソニー損保の自動車保険ではゴールド免許保持者には特典を設けています。
それがゴールド免許割引です。
保険始期日の時点で記名被保険者がゴールド免許を取得している場合に適用されます。
割引率は10%(2019年4月1日以降は12%)です。
他社のゴールド免許割引では年齢条件や運転者条件により割引率が異なることがありますが、ソニー損保の場合は一律で10%(12%)割引されます。
なお、10%(12%)という割引率ですが、保険料の全体に適用されるのではなく、保険料のうちリスクに応じた部分に適用されるので、単純に保険料の10%(12%)が安くなるわけではありません。
たとえば、ゴールド免許割引なしの保険料が50,000円であった場合、これにゴールド免許割引が適用されると45,000円(割引率10%の場合)になるかというと、そうではないですよ、ということです。
割引率は50,000円のうちのリスクに応じた部分にのみ適用されるので、実際には45,000円よりちょっと高めになることもあります。
とはいえ、保険料の多くの部分はリスクに応じて算出されている金額なので、「だいたい10%(12%)の割引」と考えて問題ないと思います。
あくまでもぴったり10%(12%)の数字にはなりませんよ、という話です。
ソニー損保:なぜゴールド免許だと割引されるのか?
ゴールド免許割引を用意しているのはソニー損保だけではありません。
ほとんどの保険会社がこの割引制度を設けています。
そして、なぜゴールド免許だと保険料を割引するのか、その理由は単純明快です。
ゴールド免許保持者はブルー免許保持者やグリーン免許保持者より「統計的に」事故率が低いからです。
ゴールド免許発行の条件は、免許更新時において「過去5年間に無事故・無違反」であることです。
したがって、ゴールド免許を持っている人が、保険会社から見て、事故を起こしにくい人であることは明らかです。
事故率が低い⇒⇒保険金の支払いが少なくてすむ⇒⇒保険料を安くできる
こういう図式になります。
ソニー損保:割引の条件は「記名被保険者」の色
ソニー損保で自動車保険を契約する際、申込の欄には人の名前に関して次の3つが必ず出てきます。
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このうち、ゴールド免許割引に関係するのは②の「記名被保険者」です。
記名被保険者がゴールド免許であればゴールド免許割引が適用されます。
①の契約者や③の車両所有者がブルーやグリーンでも何の問題もありません。
そもそも記名被保険者とは契約車両を主に運転する人のことで、契約車両を運転するかもしれないその他被保険者を代表する立場の人のことです。
他社のゴールド免許割引の有無:保険会社一覧表
ゴールド免許割引があるのはソニー損保だけではありません。
ほとんどの保険会社が扱っている割引です。
参考までに、ゴールド免許割引の有無と内容について各保険会社を一覧でご紹介いたします。
すべての保険会社を網羅してはいませんが、保険料一括見積サイトなどに参加している保険会社を中心にまとめています。
ゴールド免許割引の有無と内容 | ||
ソニー損保 | 有 |
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イーデザイン損保 | 有 |
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三井ダイレクト | 無 |
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アクサダイレクト | 有 |
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チューリッヒ | 有 |
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楽天損保(旧朝日火災海上) | 有 |
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SBI損保 | 有 |
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セコム損保 | 有 |
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大人の自動車保険(セゾン) | 有 |
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損保ジャパン日本興亜 | 有 |
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三井住友海上 | 有 |
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東京海上日動 | 有 |
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あいおいニッセイ同和損保 | 有 |
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全労済 | 無 | |
JA共済(農協) | 有 |
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(2019年1月現在)
ソニー損保では2019年4月1日以降はゴールド免許割引の割引率を10%から12%に変更します。
上記のように他社の割引率をご覧になれば、ソニー損保がより高い割引率に変更する理由は丸わかりです。
競争力を高めるための企業努力といったところだと思います。
保険契約者にとってはありがたいことです。
ソニー損保:ゴールド免許割引【詳細版】
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※以下の記述はソニー損保には当てはまりません。ソニー損保では、自動車保険の契約日時点の免許証の色で保険料は決まります。したがって、免許証の書き換え手続きを契約日より早くするか遅くするかで保険料に違いが出るケースがあります。2022年2月24日、わたくしミスター乱視がソニー損保に電話で確認しました。当サイトを閲覧していただいた方から問い合わせがあり、確認した結果です。以下は代理店型保険会社には該当しますがソニー損保には該当しません。大変失礼しました。
これはあんがい頻繁に発生するケースです。
免許証の更新は誕生日の前後1ヶ月のあいだです。
つまり約2ヶ月(60日)もの期間があります。
この約2ヶ月のあいだに自動車保険の更新日(契約日)が重なる事態は決して珍しくありません。
その際、問題になるのはゴールド免許割引が適用になるかならないかです。
免許証の更新前がゴールドで更新後もゴールドの場合は、何の問題もなくゴールド免許割引が適用されます。
では、免許証の更新前がゴールドで更新後がブルーになる場合は、どうでしょう?
たとえば誕生日が6月1日の人の場合、免許更新期間は5月1日~7月1日の約2ヶ月間です。
自動車保険の更新日が誕生日と同じ6月1日だったとします。
Aさんは5月1日に免許を更新してブルー免許となり、そのため6月1日から始まる自動車保険はゴールド免許割引の適用を受けられませんでした。
いっぽう、同じ条件でBさんは7月1日に免許の更新をしたので、自動車保険が始まる6月1日時点ではまだゴールド免許だったのでゴールド免許割引の適用を受けました。
いかがでしょう?
これでは不公平が発生します。
そこで、実際には上記のようなことにはなりません。
これには特例が設けられています。
上の例で言えば、AさんもBさんもゴールド免許割引の適用を受けられます。
免許証の更新期間内に自動車保険の始期日がある場合、ゴールドからブルーへ、その反対に、ブルーからゴールドへ、いずれのケースであっても、ゴールド免許割引が適用されます。
上の例はゴールドからブルーでしたが、ブルーからゴールドに変更になるケースでも、同様にゴールド免許割引が適用されます。
これは実際に免許証を更新する日付によって不公平が生じることを避けるために設けられている特例制度です。
ソニー損保をはじめ損害保険会社共通のルールです。
以下は、ゴールド免許の関連記事です。
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ご覧いただきありがとうございました。