シンクロレブコントロールとは
日産のフェアレディZに搭載されたことで話題となったシンクロレブコントロールとは、マニュアルミッションの車でシフトダウンする際、トランスミッションの回転とエンジン回転を同期させる装置のことです。
要するに、ブリッピングを自動でやってくれる装置です。
たとえば、5速でコーナーに差し掛かり、ブレーキを踏み、ハンドルを切ってコーナーに侵入した際に、コーナー出口で力強く脱出するためには、シフトダウンして3速とか2速に落としておかなければなりません。
こうしたシーンでは、ただ単に3速あるいは2速に落としたら、クラッチをつないだ瞬間に強力なエンジンブレーキに見舞われてしまいます。そこで、シフトチェンジする前にあらかじめエンジン回転を上げておく必要があって、それがブリッピングというアクセルを一踏みする操作です。
これはけっこうテクニックを要する操作で、かなり練習しないとスムーズな操作ができないのですが、何と、この操作を電子制御でやってしまうのがシンクロレブコントロールです。
同様の装置はトヨタのカローラスポーツにもあって、iMT(インテリジェント・マニュアル・トランスミッション)の名称で市販化されています。
シンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッションの付いたフェアレディZに乗れば、一夜にしてプロドライバーになれます(ブリッピングに関してだけ)。
MT初心者にはうれしい機能ですが、これから運転がうまくなりたいと思っている向上心の高い人には余計な装置かもしれません。※わたしはこういうの好きですが
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