ジクサー150大解剖：後悔・不満・寿命・足つき・ツーリングを検証！

スズキ・ジクサー150：SUZUKI

バイクは多くの人々にとって、単なる移動手段ではなく、情熱や自由、そして冒険の象徴でもあります。しかし、選択肢が多すぎてどのバイクが自分に合うのかを見つけるのは簡単なことではありません。

そこで今回は、注目されているジクサー150に焦点を当て、多角的な視点から魅力と課題を探ります。この記事では、ジクサー150の基本的なスペックや価格、ユーザーレビューから見える良い点・悪い点について詳しく解説します。

ジクサー150がどんな人におすすめなのか、対抗車種は何か、Suzukiの他の車種と比較してどのような位置づけなのかについても考察します。そして、「後悔」「不満」「寿命」「足つき」「ツーリング」といったキーワードを用いて、ジクサー150の真価を徹底検証します。

どんなバイク？

スズキ・ジクサー150は、154ccの単気筒エンジンを搭載した軽二輪ネイキッドバイクです。扱いやすいエンジンと軽量な車体で、街乗りからツーリングまで幅広い用途に使用することができます。高速道路も走行できます。※125cc超なので

154ccの空冷単気筒エンジン、最高出力は13ps、最大トルクは13Nmを発揮します。WMTCモード値は50.0km/Lです。

なお、上位車種であるジクサー250は、独自の油冷式単気筒エンジンを搭載していますが、150は空冷エンジンです。

スペック

ジクサー150のスペック（主要諸元）を以下にまとめました。

項目	情報
車名	ジクサー150
型式	8BK-ED131
フレーム形式	ダイヤモンド
全長×全幅×全高	2,020 mm / 800 mm / 1,035 mm
最低地上高	160 mm
シート高	795 mm
エンジン種類	BGA4・空冷・4サイクル・単気筒 / SOHC・2バルブ
総排気量	154 cm³
最高出力	9.6 kW〈13 PS〉 / 8,000 rpm
最大トルク	13 N・m〈1.3 kgf・m〉 / 5,750 rpm
燃料タンク容量	12L
乗車定員	2名
トランスミッション形式	常時噛合式5段リターン
車両重量	139 kg
燃料消費率（km/L）	国土交通省届出値：51.0 km/L WMTCモード値：50.0 km/L
最小回転半径	2.6 m

スズキGIXXER150は高性能かつ効率の良いバイクであると言えます。燃料消費率が特に注目されるポイントで、国土交通省の届出値によれば51.0 km/L、WMTCモード値で50.0 km/Lとなっています。非常に燃費が良いと評価できる数字です。

エンジンの最高出力や最大トルクもしっかりとしており、日常使用からスポーツ走行まで幅広い用途で使えそうです。また、ダイヤモンド型のフレーム形式は、操縦性と安定性を高めるための選択でしょう。

車両重量も139 kgと比較的軽量で、2.6mの最小回転半径と相まって、取り回しやすさも期待できます。全体的にバランスの取れたバイクであり、多くの人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

価格

スズキ・ジクサー150の価格は下記の通りです。※2023年10月時点

385,000円（税込）

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは「ジクサー150大解剖：後悔・不満・寿命・足つき・ツーリングを検証！」です。

検証するには材料が必要です。

まず、ジクサー150に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

足付きがつま先ギリギリ、特に身長167cmでこの状態
上り坂では細かなシフトチェンジが必要
シートが固いと感じる
積載性に問題がある
高速で90km/h以上は気持ちよくない
パワーが高速道路では不足
グラブバーが荷掛けフックに使いにくい、傷つきやすい
リアキャリアを後付けする際に、グラブバーを外す必要がある
メーター位置が低く、視線に入りにくい
ハザードランプ機能が欲しい

高速走行時の横風で車体が不安定
山越え道でグルービングや縞々塗装による揺れが怖い
山道の上りでパワー不足
シート高が高く足着き性が悪い
荷物をほとんど積めない
発進時にエンジンストールが何回かあった
前傾のハンドルポジションが老体に厳しい
ノーマルマフラーが静かすぎる
エンジンの微振動が目立つ
5速しかないため、ギアチェンジで物足りない
長い上り坂でパワー不足を感じる

高速道路での走行は厳しい。
100km/hを出すのが困難。
高速走行では振動と騒音が増大する。
収納スペースが少ない。
基本的に1人乗りが前提。
カスタムパーツが少ない。
エンジンのパワー不足。
フルカウルでメンテナンスが手間。
高速走行では最高速が落ちる。
荷物が積みづらい。
並行輸入車で対応ショップが少ない。
税金と任意保険が原付2種より掛かる。
高速走行以外で足回りは良好なので、高速道路での限界が気になる。

高速道路での走行がつらい。
90～100km/hの巡行は可能だが、長時間の高速走行は厳しい。
オイルが減る速度が速い、高回転で長時間走ると。
オイルの減り方が2ストローク並みで、注意が必要。
オイルをチェックしなかったため、エンジンが焼き付いてしまった。
車体が地味で目立たない。
前輪100サイズは細く、荒いアスファルトで振動が出る。
マフラーやセル、フォークなどが錆びやすい。
シート下に収納スペースがなく、ETCしか入らない。
USBポートが純正で付いていない。
高速で100km/hはキツイ、90~95km/hが快適。

初めはヘッドライトのデザインが気になる。
エンジンが非力と感じた。
高速道路で大型バスに煽られると恐怖を感じる。
高速道路のつなぎ目からの突き上げ、横風には注意が必要。
最初は肩や肩甲骨あたりに疲れを感じた。
タイヤの価格が高い。
高速走行が得意ではない。
複数人でのツーリングには向かない。

デザインが正面から見ると微妙
エンジンの高速性能が不足しており、不安を感じる
オイル量が少なく、高速走行で不安を感じる
サスペンションが安っぽい
リアサスのプリロード調整が必要で手間がかかる
慣らし運転期間の制限が厳しく、60kmしか出せない
道路の段差が直接腰に来る、乗り心地が硬い
クラッチがつながりにくい場面がある

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

ジクサー150に関する上記レビュー内容を分析すると、いくつかの明確な問題点と制限が指摘できます。

パフォーマンスと安定性: 高速道路での走行性能が不足しており、速度が90km/hを超えると不快になる。また、横風や道路のつなぎ目、山道での安定性も問題とされています。
快適性とエルゴノミクス: シートが固く、メーターの位置やハンドルの角度が不便。加えて、身長167cmの場合、足付きがギリギリであり、シート高も問題とされています。
積載性と収納: 荷物をほとんど積めないという指摘があり、リアキャリアの取り付けも手間がかかる。収納スペースも少なく、USBポートも純正で付いていない。
メンテナンスと信頼性: オイルの減りが早く、注意が必要。また、多くの部品（マフラー、セル、フォーク）が錆びやすいとされています。
その他の問題: ギアが5速しかない、クラッチのつながりが悪い、エンジンの微振動が目立つ、ノーマルマフラーが静かすぎるなど、多くの小さな不満点が挙げられています。
デザインと価格: ヘッドライトのデザインやタイヤの価格についても不満が示されています。

総まとめとして、このバイクには高速道路での性能不足・快適性の欠如、普段のメンテナンスの手間、積載性などの不満が一定数見られます。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、ジクサー150に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

燃費が驚くほど良い、リッター49km
車体が軽くて取り回し易い
振動がかなり抑えられている
300kmソロツーリングでも問題ない
下からのトルクがあり、加速も十分
財布に優しい燃費と燃料タンク容量
車体とエンジンのバランスが良い
20年以上バイクから離れていても乗りやすい
街乗りに十分
デザインが攻めすぎていない
低価格ながら基本的な装備と機能がしっかりしている
航続距離が稼げる
高速道路でも左車線で普通に走れる

ロングストークのGBA1エンジンが太いトルクで走りやすい
異形ヘッドライトやショートマフラーなどデザインが良い
高速でも100km/hまで出せる
燃費が良い
整備性が高い空冷単気筒エンジン
ハンドルスペーサーでポジションが楽になった
経済的で維持費が低い
軽量で取り回しやすい
街中や幹線道路での走行に問題なし
派手なデザインが年齢に関わらず気に入っている
グラストラッカーと比較しても乗りやすい

下道での走行は快適。
燃費が良い。
お尻が痛くならない。
通勤や買い物、短距離ツーリングに適している。
軽い車体。
航続距離が500km走れる。
取り回しが良い。
センタースタンドが付いている。
価格が手頃。
運転しやすい。
下道走行で制限速度40~60km/hが非常に快適。
精神的なストレス解消に役立つ。
乗り分けでの下道ツーリングに適している。

154ccロングストローク単気筒エンジンが中低速トルク重視で街乗りが楽しい。
乾燥重量135kgの軽い車体でワインディングが楽しい。
実燃費50km/Lと燃費が非常に良い。
購入価格が安い。
乗っていて楽しいと感じる。
燃費が良く、維持費も抑えられる。
センタースタンドが付いており、整備性が良い。
中型免許を取った初心者にも扱いやすい。
ガソリン代も安く、維持が容易。
トルクがあり、街乗りがしやすい。
国内正規品で保証がしっかりしている。
下取りが思いの外良かった。
インド製造だが、しっかりしたお店で購入すれば保証もあり安心。

操作性が非常に良い。
乗り心地は楽。
取り回しが大変良い。
燃費が大変良い。
豪華な装備が多い。
地方の田園の農道や狭い峠道を走るのが得意。
ソロツーリングの面白さを再発見。
プラグ交換で性能が上がる。
マフラーの音が良い。
ETCの装着で高速道路の利用が便利。
ガソリン代を全く気にしなくて良い。

デザインが39万円弱のバイクとは思えないほどよい
車体の軽さとエンジン性能が良好で発進がスムーズ
トルク感が心地よく、5000回転以上で楽しめる
車体がしっかりしていて安定感がある
狭い道でも運転が楽しい
取り回しが楽で停める場所に困らない
燃費が良く、冬は40km、夏は50kmを少し超える
長距離ツーリングでもそれほど苦痛にならない
価格が35万円強でコストパフォーマンスが非常によい
航続距離が長いため、鄙びた地域でも安心
高速道路に乗ることができ、燃費も良い
価格が30万強で非常にお買い得

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

ジクサー150は、非常にバランスの取れたバイクと評価されています。以下の点が特に強調されています。

燃費と航続距離: レビューによれば、燃費が極めて良く、航続距離も長い。ソロツーリングから通勤、買い物に至るまで幅広い用途で高評価を得ています。
取り回しと運転性: 軽量な車体と良好なエンジンバランスにより、取り回しや運転が非常に容易であるとされています。街中はもちろん、狭い道や曲がりくねった道でも有用です。
コストパフォーマンス: 価格が手頃であり、基本的な装備や機能もしっかりしていると評価されています。維持費が低く、購入後のコストも抑えられるとされています。
エンジン性能: トルクがあり、加速も十分。中低速トルクが重視されているため、街乗りが特に快適です。
デザイン: 派手すぎず、かつ年齢を問わずに好評を博しています。デザインが良いとしながらも、攻めすぎていないというバランスが評価されています。
整備性と信頼性: センタースタンドが付いており、整備性が高い。国内正規品で保証がしっかりしているとのことから、長期的な信頼性も評価されています。
多様な用途での性能: 高速道路でも問題なく走れると同時に、地方の田園や狭い峠道も得意としています。

総まとめとして、ジクサー150はコストパフォーマンスが非常に高く、多様な用途での運転性、燃費、取り回しが優れているという評価が多数見られます。

「後悔」「不満」「寿命」「足つき」「ツーリング」を重点的に分析

この記事のテーマは「ジクサー150大解剖：後悔・不満・寿命・足つき・ツーリングを検証！」というものです。

テーマの重点項目である「後悔」「不満」「寿命」「足つき」「ツーリング」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

項目	内容
後悔	エンジンが焼き付いてしまった。ETCしか入らない収納スペース。高速道路での走行がつらい。
不満	シフトの細かなチェンジが必要。シートが固い。積載性が低い。パワー不足。メーター位置が低い。
寿命	オイルが減る速度が速い、マフラーやセル、フォークが錆びやすい、などの耐久性への不安。
足つき	シート高が高く足着き性が悪い。
ツーリング	高速走行が厳しい。複数人でのツーリング不適。荷物積載が困難。高速で90km/h以上は気持ちよくない。 300kmソロツーリングも問題ない、航続距離が500km走れる。

レビューサイトの平均評価点のご案内

ジクサー150が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はバイク選びにはあまり参考になりません。

バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。

みんカラ：4.42点（5点満点）
価格コム：4.45点（5点満点）
ウェビック：4.10点（5点満点）

※2023年10月7日時点

上記平均評価点の分析結果

ジクサー150に関する平均評価点をみると、すべてのレビューサイトで4点以上となっており、非常に高評価であることがわかります。このデータから、多くのユーザーがジクサー150に満足していると言えるでしょう。

みんカラ：4.42点（5点満点）

みんカラはカーライフ・バイクライフを楽しむ人たちが集まるコミュニティサイトですが、バイクについても情報が豊富です。ユーザーは一般的に経験豊富なライダーが多く、自分自身でカスタマイズやメンテナンスを行う層もいます。4.42点という評価は、このような熟練したライダーからの高評価と見て良いでしょう。

価格コム：4.45点（5点満点）

価格コムは価格比較を主とするサイトですが、ユーザーレビューも充実しています。価格に敏感なユーザーが多いため、コストパフォーマンスが高いと高評価されやすい傾向があります。4.45点という数字は、価格に見合った性能や品質が提供されていると解釈できます。

ウェビック：4.10点（5点満点）

ウェビックはバイク専門の通販サイトであり、専門性が高いです。レビューも専門的なものが多く、4.10点という評価は、このサイトでは高い部類の点数であり、専門家や経験豊富なバイク愛用者からも一定の評価を受けていると見て取れます。

ライバル車とその特徴

ジクサー150のライバル車とその特徴をまとめました。

車名	排気量	価格	特徴
ヤマハ・トリシティ155	155cc	566,500円	フロント二輪、そしてリア一輪。ユニークで先進的なLMWテクノロジーは、さまざまな路面状況でライダーのテクニックを効果的にアシストします。 ⇒⇒レビュー記事
ホンダ・ADV160	156cc	473,000円	アクティブでどこにでも出かけたくなるようなアドベンチャースタイルのスクーター。 ⇒⇒レビュー記事
カワサキ・Z125Pro	124cc	352,000円	スーパーネイキッドZシリーズの中で最も軽くコンパクトな車体。 ⇒⇒レビュー記事

車名

排気量

価格

特徴

ヤマハ・トリシティ155

155cc

566,500円

フロント二輪、そしてリア一輪。ユニークで先進的なLMWテクノロジーは、さまざまな路面状況でライダーのテクニックを効果的にアシストします。

⇒⇒レビュー記事

ホンダ・ADV160

156cc

473,000円

アクティブでどこにでも出かけたくなるようなアドベンチャースタイルのスクーター。

⇒⇒レビュー記事

カワサキ・Z125Pro

124cc

352,000円

スーパーネイキッドZシリーズの中で最も軽くコンパクトな車体。

⇒⇒レビュー記事

どんな人におすすめ？

ジクサー150がおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物	理由
初心者ライダー	操作性が良く、乗りやすい設計が施されている。
通勤・通学用途の人	燃費が良く、日常使用に便利。
短距離から中距離を頻繁に走る人	コンパクトで取り回しがしやすい。
予算に限りがある人	コストパフォーマンスが高い。
軽量バイクを好む人	車重が軽く、取り回しやすい。

短距離から中距離の走行に適しているジクサー150は、初心者ライダーや通勤・通学でバイクを使用する人に便利です。燃費の良さやコストパフォーマンスの高さも魅力。

とりわけ、燃費の良さが光ります。ガソリンがリッター250円になっても大丈夫でしょう笑。

車重が軽いため、軽量バイクを好む人にもおすすめできます。レビューサイトを見ると、ソロツーリングにも好評です。

ジクサー150に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないSuzukiの他の車種があるとしたら、それは何？

思わず目移りしてしまうかもしれないSuzukiの他の車種をまとめました。

車名	排気量	価格	特徴
ジクサー250	249cc	481,800円	ジクサー150よりもパワフル。こちらは独自の油冷式エンジン。 ⇒⇒レビュー記事
GSX-S125	124cc	420,200円	スーパースポーツのDNAを受け継ぎ、ストリートでのエキサイティングな走りのために生まれたバイク。 ⇒⇒レビュー記事
バーグマンストリート125EX	124cc	317,900円	ワンランク上の上質さと高級感を感じさせるコンパクトスクーター。 ⇒⇒レビュー記事
Vストローム250	248cc	646,800円	スポーツアドベンチャーツアラーV-Stromの名に相応しいこだわりを追求し、冒険心を解き放つ。 ⇒⇒レビュー記事