【3分記事】ボールナット式ステアリング|構造・採用車種|トラック・ジムニー・ジープラングラー

ボールナット式ステアリング・構造・車種・トラック・ジムニー




ボールナット式ステアリングの構造

現在、ステアリングギアボックスの方式としては、ラック&ピニオン式とボールナット式がほとんどすべての車が採用している方式となります。

数の上では圧倒的にラック&ピニオン式が多く採用されていますが、依然として一部車種ではボールナット式が採用されています。

まずステアリングギアボックスですが、ドライバーがステアリングホイール(ハンドル)を切ると、その力がステアリングコラム⇒ステアリングシャフト⇒ステアリングギアボックスの順に伝わっていきます。

ステアリングギアボックスでは、その力をナックルアームに伝えることでタイヤが向きを変えます。

ここでボールナット式が登場します。

ボールナット機構では、ステアリングシャフトにウォームギアが直に刻まれています。このウォームギアがボールナットラックに差し込まれているのですが、このボールナットラックは内部に数多くのボールベアリングが配置されていて、ステアリングシャフトからの力を回転力に変えます。

ボールナットラックの外側には扇型のセクターギアが刻まれていて、回転することでピットマンアームを動かします。この動きがナックルアームに伝わり、最終的にタイヤが向きを変えます。

ボールナット式ステアリングの特徴

機構内でボールベアリングを使用することで、ハンドルが軽く、また路面からのキックバックを受けにくい利点があります。

また、耐久性が高いところもメリットで、トラックなどに多く採用されてきました。

その反面、一度切ったハンドルの戻りが悪く、また操舵にダイレクト感が薄いという弱点もあります。この弱点のせいでスポーツタイプの車には採用されないことが多くありました。

採用車種

現在、ボールナット式ステアリングは「絶滅危惧種」です。

乗用車の新車で採用されているのは、世界的に見ても、たぶんスズキのジムニー/ジムニーシエラだけかもしれません。

中古で購入できるものも含めれば、メルセデスベンツ・クライスラー・ゼネラルモーターズなどの一部車種(ジープラングラーなど)がありますが、他はほぼ存在しません。

下記のステアリング関連の記事もご覧いただけると幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。




ABOUTこの記事をかいた人

元保険代理店代表です。ほぼ毎日新しい記事を追加しています。何かお役に立つ記事があったら、次のお役立ちのためにお気に入りに登録していただけるとうれしいです。励みになります!