クロスミッションとは
車やバイクのマニュアルトランスミッションで、各ギア比の差がクロスしている(近い)方式のミッションをクロスミッションと呼びます。クロスレシオトランスミッションとも呼びます。
一般的な実用車のMTでは、たとえば5速の場合、1速は荷物を積んだ状態を想定したごく低めのギアにし、5速は高速走行時のオーバードライブ的なギアに設定します。そして、あいだの2速、3速、4速は比較的間隔を開けたギア比に設定して、全体的な使いやすさを優先します。
一方で、たとえばスポーツ走行を目的にした5速の場合、2速と3速のギア比が離れていると、コーナリング時に2速を選ぶと回転ばかり高くなり、3速を選ぶとパワーが得られない、といったつながりの悪いことになります。
そこで、2速のギア比を3速に近づけ、3速は4速に近づける、といった設定をすれば、常にパワーバンドをつかんだスポーツ走行が可能になります。
様々なクロスミッションがある
ギアをクロスミッションにする場合、様々な方式があります。
5速の場合、1速と5速は実用的に設定し、あいだの2速、3速、4速をクロスミッションにする、といったやり方もあります。
また、5速すべてをクロスミッションにする設定もあります。
目的により異なります。
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