カワサキのバイク「Z400FX」はなぜ高い?時代背景から見る人気の秘密

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【記事丸わかり】

  1. カワサキZ400FXは、1979年から1982年にかけて生産されたバイクで、現在の中古市場での価格は約450万円と非常に高額です。
  2. 当時の新車価格は約40万円で、現在はその約10倍以上の価格で取引されています。
  3. Z400FXが高い価格で取引される理由の一つに、1975年の免許制度改定があります。この改定により、400ccまでのバイクが中型免許で乗れるようになり、Z400FXが注目されました。
  4. 同時期に他の400ccモデルが生産中止になり、Z400FXが市場で唯一の選択肢となったため、希少価値が高まりました。
  5. 生産された台数が限られており、生産期間が短かったため、現在では数が少なく、これが高価格につながっています。
  6. Z400FXは改造が盛んであり、ノーマル状態で残っている車体が少ないため、これが価値を高める要因にもなっています。
  7. 維持費が高く、特に古いバイクであるため部品の入手が困難で、修理や保守にも高額な費用がかかります。
  8. Z400FXのエンジンは空冷式であり、水冷エンジンと比べて熱効率が劣るため、過熱や故障のリスクが高いです。⇒⇒Webオートバイ「Z400FX」
  9. 中古市場での評価が高く、ライダー間での人気も根強いです。多くの愛好家にとって、このバイクは特別な存在となっています。
  10. 高いカスタム性と独特のデザイン、走行性能の高さが、現在でも多くのバイク愛好家から支持を受けています。

カワサキのバイク「Z400FX」はなぜ高い?時代背景から見る人気の秘密

カワサキZ400FX:Wikipedia

バイク愛好家たちの間で高い評価を受けているカワサキのバイク「Z400FX」。その高価格には一体何が隠されているのでしょうか?

 

本記事では「Z400FX」の魅力に迫りながら、なぜ高い価格設定なのかを紐解きます。

「Z400FX」の価格調査

中古市場の「Z400FX」の価格を調査します。

 

中古車サイト登録台数価格帯
グーバイク53台218万円~719.9万円
バイクセンサー30台264万円~690万円

※2023年7月26日現在

 

Z400FXは、1979年から1982年にかけて生産されたカワサキのバイクです。現在の中古車市場での平均価格は約450万円

 

当時の価格は新車で40万円前後でしたので、10倍以上高い価格で取引されています。

「Z400FX」はなぜ高いのか?

こちらの章では、「Z400FX」が40年以上の時を超えてもなお、高い価格で取引されている理由を探ります。

時代背景の影響

「Z400FX」が登場した時期は、日本のバイク産業にとって重要な節目でした。1975年の免許制度改定により、自動二輪の免許は最大400ccまでと制限されました。

 

この制度改正により、400ccの中型バイクがライダーたちに注目され、空冷4気筒400ccバイクである「Z400FX」が唯一の選択肢となりました。

※同じく400ccのホンダCB400FOURは1977年に生産中止しています。

「Z400FX」は、その時期のバイク市場の要望にぴったりと合致したモデルであったため、高く評価され中古市場でも高値で取引されています。

生産数の少ないクルマ

市場にマッチしたバイクとして人気を集めた「Z400FX」は、79年だけで1万4000台近くを販売し、この年のカワサキのトップセールスを記録しました。

しかし、その人気はわずか4年間に限られており、1982年までの生産数が少なく、希少価値が高いため中古市場では高値で取引される一因となっています。

 

生産数が少ない理由はいくつかありますが、当時の技術では空冷4気筒エンジンを大量生産することが難しく、生産台数の制約があったことが要因のひとつです。

また、1980年には燃費が良く価格の安いホンダ「CB300SF」の登場により、一部の需要が減ったことも「Z400FX」の人気に影響を及ぼしました。

ノーマルの状態のバイクが少ない

「Z400FX」は、FX(エフエックス)を略して「フェックス」という愛称で親しまれているバイクです。

この車種は、暴走族や旧車愛好家による改造が盛んで、そのためノーマルの状態で残っている車体は少ない傾向です。

 

こうした改造文化の影響で、ノーマル状態の「Z400FX」を見つけることは非常に難しく、中古市場では高額で取引されることがあります。

一方で、一部の改造車が暴走行為に結びつくことで、「Z400FX」のイメージを低下させる原因にもなっています。

 

しかし、こうした一部の例外を除いても、「Z400FX」は優れた性能と魅力を持つバイクであることは間違いありません。

維持費がかかる

「Z400FX」は、発売から40年以上経過しているバイクです。古いバイクであるため、部品の入手が困難であり、レアなパーツを見つけることや、故障の修理を行う際には高額な費用が必要となります。

 

さらに、「Z400FX」に搭載された空冷エンジンは、水冷エンジンに比べて熱効率が劣るため、過熱や故障のリスクが高まります

そのため、適切なメンテナンスが欠かせず、これによる維持費が車体の高額化につながっていると考えられます。

これがフェックスのエンジン音!

全編Z400FXの走行動画です。4kの美しい画像としびれるエンジン音の連続です。これは名作!最近のYoutuberはしゃべりすぎです。動画の意味がわかっていない人が99%以上ですが、この動画の作者は残り1%の正統派です。画像と音声が語りかけてくる!

すばらしい!すばらしい!すばらしい!

※排気量は異なりますが、最新のカワサキエンジンの音響はこちらでご確認ください。高回転型エンジンのまさに「叫び」です!⇒⇒ZX-250Rの全編セリフなしの走行動画

まとめ

カワサキのバイク「Z400FX」はなぜ高い?時代背景から見る人気の秘密を探りました。免許制度の改定といった時代背景や、希少性が高いこと、高い維持費など、さまざまな理由で中古車市場では高額な取引が行われています。

 

しかし、その独特のデザインと走行性能、そしてカスタム性の高さは現在でも多くの愛好家にとって特別な存在です。ユーザーの満足度も高く、昔憧れていたバイクに乗れる!といった声も多く聞かれています。

 

ぜひ、あなたにぴったりの一台を見つけてみてくださいね!ご覧いただきありがとうございます。

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グレース泉
この記事は私グレース泉が執筆しました。数多くの転職経験を経て現在はWebライターに専念。「リサーチ9割、執筆1割」がモットー。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。40代、2児の母。

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