目次
【記事丸わかり】
Kawasaki Z650RSは、スタイリッシュなレトロデザインと現代的な機能を兼ね備え、多くのライダーに適したモデルです。 ⇒⇒Kawasaki Z650RS を試乗インプレッション!Motorcycle Fantasy |
【海外の評価】カワサキ・Z650RS(Kawasaki Z650RS):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
Z650RS:Kawasaki Motors
カワサキZ650RSは、独特のデザインと性能で多くの注目を集めています。本記事では、このバイクの外観、エンジン性能、走行性能、快適性など、各方面からの評価を海外メディアの視点を交えて紐解きます。
さらに、カワサキZ650RSがどのようなライダーに向いているのか、どのようなシーンで最も活きるのかについても触れます。
どんなバイク?
カワサキZ650RSは、2021年に発表され、2022年に日本で発売されたレトロスタイルのネイキッドスポーツバイクです。このモデルは、Z900RSカフェに続くレトロスポーツモデルで、Z650がベースとなっています。
デザインと外観
Z650RSの全体のルックスは、往年のZシリーズに似ていますが、外装パーツは新規に作られており、ヘッドライト、カウル、砲弾型の2連メーターのカバーなどが新しくデザインされています。テールカウルはコンパクトで、軽快なイメージを演出しています。
エンジンと性能
欧州では中排気量クラスにあたる650cc、実排気量は649ccの並列2気筒エンジンをトレリスフレームに搭載しています。このエンジン設計により、よりカジュアルにレトロスポーツを楽しむことができます。
燃料タンクと計器類
スリムな燃料タンクは、Z650よりも少ない12リットルの容量です。アナログ表示の速度計とタコメーターの間には液晶パネルがあり、残燃料やギアポジションも表示します。
ライディングポジション
レトロルックであることから、ハンドルバーの位置が少し高く、アップライトなライディングポジションを取ることができるのも特徴です。日本仕様車では、ETC車載器も標準装備されています。
2023年モデルのカラーチェンジ
2023年モデルカワサキZ650RSは、基本的に初年度モデルから仕様変更なく、グラフィックの変更のみとなっています。特に、シルバー×黒のアクセントストライプが「青」になったのが特徴です。ABS・ETC2.0車載器も標準装備されています。
メーカー公式ページの記述
カワサキの公式ページでは、Z650RSを次のように紹介しています。
モダンでカジュアルなスタイリングを獲得した新たなレトロスポーツ”Z650RS”。 スリムなタンク、短くコンパクトなテールを採用することで、軽快で親しみやすいキャラクターを演出しています。低速での優れたトルクを発揮する649cm³並列2気筒エンジンと軽量コンパクトなシャーシはZ650から継承。扱いやすさと良好な足つき性、軽快なハンドリングを実現しています。また、砲弾型メーターケースのレトロな雰囲気と先進機能を持たせた2眼専用メーターユニットや丸型LEDヘッドライトがレトロな外観と現代的な機能を両立させています。親しみやすく、スタイリッシュでカジュアルなZ650RSは、ライダーにとって最適な選択肢のひとつとなるでしょう。
特徴
2022年11月1日発売(2023年モデル?)のZ650RSの特徴は以下の通り。
スペック
カワサキ Z650RS のスペックをまとめました。
項目 | スペック |
---|---|
車名通称名 | Z650RS |
型式 | 8BLER650M |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
全長×全幅×全高 | 2065mm×800mm×1115mm |
懸架方式 | 前: テレスコピックインナーチューブ径 41mm |
最低地上高 | 125mm |
ホイールトラベル | 前: 125mm、後: 130mm |
シート高 | 800mm |
タイヤサイズ | 前: 120/70ZR17MC 58W、後: 160/60ZR17MC 69W |
エンジン種類弁方式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC 4バルブ |
総排気量 | 649cm³ |
最高出力 | 50kW(68ps)/8000rpm |
最大トルク | 63Nm(6.4kgfm)/6700rpm |
始動方式 | セルフスターター |
点火方式 | バッテリコイルトランジスタ点火 |
車両重量 | 188kg |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
エンジンオイル容量 | 2.3L |
燃料タンク容量 | 12L |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
乗車定員 | 2名 |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン |
燃料消費率km/l |
|
クラッチ形式 | 湿式多板 |
ギヤレシオ | 1速: 2.437, 2速: 1.714, 3速: 1.333, 4速: 1.111, 5速: 0.965, 6速: 0.851 |
最小回転半径 | 2.6m |
カラー/価格 | メタリックムーンダストグレー×エボニー 1,034,000円 キャンディエメラルドグリーン 1,034,000円 |
生産国 | タイ王国 |
※2023年8月時点
海外レビュー①:2023 Kawasaki Z650RS Review | Daily Rider
RevZillaのレビューから。英語の動画です。※下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。
項目 | 詳細 |
---|---|
乗り心地 | 重量が軽く、取り回しやすい。都市部での運転が容易で、低速でも使いやすい。 |
走行感覚 | 軽快で直感的な走行が可能。カーブでの挙動も良好。 |
ハンドルの感触 | アジャイルでダイレクトな感触。クラッチとブレーキレバーが調整可能で、使いやすい。 |
ミラーのデザイン | 70年代風の丸いミラーが特徴的で、エンジンの振動にもかかわらず、後方視界が良好。 |
ダッシュボード | 2つの大きなアナログゲージが特徴で、70年代のコックピットを彷彿とさせる。情報が見やすく、機能的。 |
パッセンジャーの快適さ | 都市部での短距離移動には適しているが、長距離には不向き。 |
スタイル | 70年代のZシリーズに基づくデザイン。エレガントでクラシックな外観。 |
エンジン | トルクがあり、遊び心のあるエンジン。高速道路での振動が少し感じられるが、全体的に良好。 |
ブレーキ | 初心者にも扱いやすく、バイクの軽量さがブレーキの感触を向上させている。 |
価格 | やや高価である可能性があるが、非常に機能的で、何も不満を感じさせない。 |
海外レビュー②:Living with the 2023 Kawasaki Z650RS: Is It Worth It?
GM MOTO MEDIAのレビューから。英語の動画です。※下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。
項目 | 詳細 |
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乗り心地 | 中速域でのパンチがあり、プロのライディングに適している。エンジンは魅力的で、扱いやすい。モダンクラシックの魅力がある。 |
走行感覚 | 重量配分が優れており、非常に軽量。シート高も適切で、完璧にバランスが取れている。17インチのホイールにより、特に曲がりくねった道での取り回しが容易。標準の41ミリメートルのフォークは少し柔らかいが、プリロード調整可能なバックリンクショックは元気なライディングに十分。 |
ハンドルの感触 | 高速道路でのライディングは法定速度でほぼ可能。通勤用として使用する場合は、スクリーンの取り付けを検討することが望ましい。カワサキはRSに対して多くのアクセサリーを提供していないが、アフターマーケットのオプションが豊富にある。 |
エンジンと性能 | 649ccの水冷並列ツインエンジンで67馬力、8,000RPM、64ニュートンメートルのトルクを発生。中速域がパンチがあり、エンジンはエンゲージングで扱いやすい。※日本仕様と若干違うようです。 |
ブレーキ | 前部に300ミリメートルのデュアルディスク、後部に単一の220ミリメートルディスクを装備。Bosch ABSが搭載され、停止力はこのセグメントの他のモダンクラシックバイクの単一ディスクオプションと比較して優れている。 |
その他の特徴 | ABSが標準装備されており、トラクションコントロールやパワーモードはない。レトロバイクとして純粋なライドを提供。クラッチとブレーキレバーはスパン調整可能。エンジンは信頼性があり、燃費も良好。燃料タンクは12リットルで、大きなタンクが欲しいところ。次世代のZ650 RSでは改善が期待される。 |
ライバル車とその特徴
カワサキZ650RSのライバル車両とそれぞれの特徴についてまとめました。
車種 | 特徴 |
---|---|
ホンダ CB650R | 独自の水冷直列4気筒エンジン、アップライトなライディングポジション、ネオスポーツカフェスタイル ⇒⇒レビュー記事 ⇒⇒レビュー記事 |
ヤマハ MT-07 | 軽量で取り回し易い、トルクフルな並列2気筒エンジン、アグレッシブなデザイン。エンジン回りのメカメカしさは世界の頂点かも。 ⇒⇒レビュー記事 |
スズキ SV650 | V型2気筒エンジン、ローコスト、カフェレーサー風のスタイリング。ドゥカティ張りのサブフレームの見せ方。 |
トライアンフ ストリートトリプル | 3気筒エンジン、高性能ブレーキとサスペンション。2つの目ん玉が特徴だが、ボディ全体のデザインは極めてハイグレード。 |
これらの車種は、カワサキZ650RSとほぼ同じクラスで競り合うバイクで、エンジン構成、デザイン、ライディングの姿勢などにそれぞれ独自の特色を持っています。
どんな人におすすめのバイク?
カワサキZ650RSがどんな人々におすすめか、ざっくりとまとめてみました。
対象者 | おすすめの理由 |
---|---|
初心者ライダー | 取り回しのしやすさと乗り心地の良さがあり、ライディング技術の向上に適している |
中級ライダー | 性能とスタイルのバランスがよく、多岐にわたる使用シーンで満足できる可能性が高い |
カフェレーサースタイル好き | クラシックとモダンが融合したデザインで、カフェレーサーのスタイルを求める人々に魅力的 |
通勤・ツーリング兼用希望者 | 快適な乗り心地と適度なパワーがあり、通勤や週末のツーリングなど、多様な用途で使用することができると考えられる |
カワサキZ650RSは、多用途性とバランスの良さから、様々なタイプのライダーにおすすめできるモデルと言えるでしょう。
Z650RSに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種があるとしたら、それは何?
カワサキZ650RSに興味を持ちディーラーを訪れた人が目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種について、下記にまとめました。
車種 | 興味を引く理由 |
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カワサキ Z900RS | クラシックなデザインとより高いパフォーマンス、上級者向けの仕上がり ⇒⇒レビュー記事 |
カワサキ Ninja 650 | スポーツ志向のデザインと乗り心地、Z650RSよりもアグレッシブなライディングを楽しめる ⇒⇒レビュー記事 |
カワサキ Vulcan S | クルーザースタイルでリラックスしたライディングを求める人々への選択肢 |
カワサキ Versys 650 | アドベンチャー志向で多岐にわたる道路状況での使用が可能、ツーリングに適した特徴 |
まとめ
カワサキZ650RSの海外メディアレビューを交えて、このバイクの真価を多角的に探求しました。
外観の美しさ、エンジンの力強さ、走行の安定性、快適な乗り心地など、多岐にわたる特徴が明らかになりました。
カワサキZ650RSがどのようなライダーに適しているのか、どのような場面でその能力を発揮するのかについても触れました。
このバイクの魅力を知りたい方、購入を検討している方にとって、本記事が貴重な情報源となれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。