目次
- 1 【海外の評価】カワサキ Z H2 / Z H2 SE(Kawasaki Z H2 / Z H2 SE):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
- 2 どんなバイク?
- 3 「Z H2」と「Z H2 SE」の主な違い
- 4 「Z H2」と「Z H2 SE」の共通点
- 5 年表
- 6 スペック
- 7 海外レビュー①:The 2023 Kawasaki Z H2 SE Is Absolutely RIDICULOUS
- 8 海外レビュー②:The 2023 Kawasaki Z H2 Will Become a Cult Classic
- 9 Z H2 / Z H2 SEのライバル車とその特徴
- 10 Z H2 / Z H2 SEはどんな人におすすめ?
- 11 Z H2 / Z H2 SEに興味があって販売店を訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種があるとしたら、それは何?
- 12 まとめ
【記事丸わかり】
Kawasaki Z H2およびZ H2 SEは、圧倒的なパワーと革新的な技術で、高い性能と日常の使い勝手を兼ね備えたモデルとして高く評価されています。 ⇒⇒カワサキZ H2 SEは夢と魔性が同居する1台!バイク試乗インプレ |
【海外の評価】カワサキ Z H2 / Z H2 SE(Kawasaki Z H2 / Z H2 SE):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
Kawasaki Z H2:BikesWIKI
カワサキ Z H2 / Z H2 SEは、バイク愛好者や専門家から注目を集めています。この記事では、Z H2とZ H2 SEの違いや共通点、その特徴やスペック、さらには海外メディアの試乗レビューや口コミ、評価を詳しく紹介します。
また、Z H2 / Z H2 SEのライバル車とその特徴、おすすめの対象者や理由についても触れています。カワサキの最新技術とデザインを凝縮したこの2車種(ほぼ双子車)について、詳しく知りたい方は必読です。
どんなバイク?
Z H2(ゼット・エイチツー)は、2019年10月の東京モーターショーに出展された新型ネイキッドモデルです。2020年4月4日に日本で販売されています。
Z H2は、240kgの車体に最高出力200PSのスーパーチャージドエンジンを搭載しています。ニンジャH2は片持ち式スイングアームを採用していますが、Z H2ではニンジャZX-10RRの技術をフィードバックした両持ち式に変更されています。
Z H2 SE は、Z H2 の上位モデルであり、電子制御サスペンションと強化されたブレーキセットを備えています。
「Z H2」と「Z H2 SE」の主な違い
Z H2とZ H2 SEの主な違いは、ブレーキキャリパーとサスペンションです。
カワサキの公式ページでは、Z H2 SEについて次のように記述しています。
Z H2が持つ圧倒的なパワーと優れたコントロール性という究極の両立を維持しながら、KECS(カワサキ電子制御サスペンション)を装備したZ H2 SE。スカイフックテクノロジーを実装する前後の電子制御サスペンションは、よりスムーズな乗り心地をもたらし、快適性と楽しさを向上させます。また、ブレンボのStylemaとマスターシリンダーを採用したフロントブレーキコンポーネントは、制動力とコントロール性をさらに向上させ、スーパーチャージドフラッグシップZの魅力をより高めています。
「Z H2」と「Z H2 SE」の共通点
カワサキのZ H2とZ H2 SEの共通点は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
インテグレーテッドライディングモード | 「スポーツ、ロード、レイン、ライダー(マニュアル設定)」 |
エンジン出力 | 200psのバランス型スーパーチャージドエンジン |
トレリスフレーム | 専用設計 |
ABS | コーナリング対応KIBS |
クイックシフター | 上下対応KQS |
その他の機能 | クルーズコントロール、スマートフォン接続機能 |
年表
年 | 名称 / フレーム / エンジンコード |
---|---|
2020 (製造開始 : 2019年10月) | Z H2, コード: ZR1000KLF |
2021 | Z H2; Z H2 SE, コード: ZR1000KMFNL, ZR1000KMFNN; ZR1000LMFNN, ZR1000LMFNL |
2022 | Z H2; Z H2 SE, コード: ZR1000KNFAN; ZR1000LNFNN |
2023 | Z H2; Z H2 SE, コード: ZR1000KPFAN |
2020年にZ H2がデビューし、その1年後にZ H2 SEが登場して、以後併売されています。
この2車種が驚き持って迎えられたのは、そのお値段の安さでした。
スペック
項目 | Z H2 SE | Z H2 |
---|---|---|
車名通称名 | Z H2 SE | Z H2 |
型式 | 8BLZRT00R | – |
フレーム形式 | トレリス | – |
全長×全幅×全高 | 2085mm×815mm×1130mm | 2085mm×810mm×1130mm |
軸間距離 | 1455mm | – |
最低地上高 | 140mm | – |
シート高 | 830mm | – |
キャスタートレール | 24.9°:104mm | – |
エンジン種類弁方式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC 4バルブ | – |
総排気量 | 998cm³ | – |
内径×行程圧縮比 | 76.0mm×55.0mm:12.1 | – |
最高出力 | 147kW(200ps)@11000rpm | – |
最大トルク | 137Nm(140kgf·m)@8500rpm | – |
始動方式 | エレクトリックスターター | – |
点火方式 | バッテリコイルフルトランジスタ点火 | – |
潤滑方式 | ウェットサンプ | – |
エンジンオイル容量 | 4.7L | – |
燃料タンク容量 | 19L | – |
トランスミッション形式 | 常時嚙合式6段リターン | – |
車両重量 | 241kg※1kgの違いは電子制御サスペンションの重さの違いです。 | 240kg |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | – |
燃料消費率 |
| – |
カラー・価格 | メタリックマットグラフェンスチールグレー×エボニー 2,299,000円(本体価格2,090,000円、消費税209,000円) | メタリックカーボングレー×エボニー 2,013,000円(本体価格1,830,000円、消費税183,000円) |
※2023年8月時点
海外レビュー①:The 2023 Kawasaki Z H2 SE Is Absolutely RIDICULOUS
項目 | 詳細 |
---|---|
乗り心地 | 快適 |
ハンドルの感触 | ハンドルバーは前方にほとんど傾斜せず、アクセスが容易 |
ミラー | 大きく、後方がよく見える |
クイックシフター | 上下ともに感触が良好 |
パワー | 非常に強力。低回転から即座にパワーが感じられる。スーパーチャージャーにより、非常に迅速な反応 |
低速での取り回し | 16フィートのUターンが問題なく行える |
ブレーキ | Brembo製で、非常に優れた制動力を持つ |
サスペンション | 電子制御サスペンションを搭載 |
その他の技術 | クルーズコントロール、多数のライディングモード、カスタマイズ可能なメニューなど |
全体の印象 | スーパーチャージャーによるパワーは他のバイクとは一線を画す。究極のネイキッドバイクと評価できる |
海外レビュー②:The 2023 Kawasaki Z H2 Will Become a Cult Classic
Emad Reviewsのレビューから。英語の動画です。下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。項目 | 詳細 |
---|---|
乗り心地 | 乗車位置は都市内の通勤に非常に快適。しかし、高速での風は頭に強く当たる。 |
走行感覚 | 低回転域でのトルクとパワーが強力。フロントホイールが地面から浮き上がるほどの加速感。 |
ハンドルの感触 | 一部のモードでは、スロットルを触れるだけで強力な反応が得られる。 |
デザイン | 非常に特異なデザイン。一部の人々には美しいと感じられるかもしれないが、全体的には議論の余地がある。 |
電子機能 | クイックシフター、ランチコントロール、コーナリングアシスト、傾斜センサーなどが装備されている。 |
価格と市場の位置 | 18,500ドルの価格帯で、Ducatiよりも安価でパワフル。しかし、H2やH2カーボンの影に隠れている可能性がある。 |
Z H2 / Z H2 SEのライバル車とその特徴
カワサキ Z H2 / Z H2 SEと競合する可能性のあるバイクをまとめてみました。
バイクの名称 | 特徴 |
---|---|
Ducati Diavel V4 |
⇒⇒レビュー記事 |
Yamaha MT-10 |
⇒⇒レビュー記事 |
KTM 1290 SUPER DUKE GT |
⇒⇒レビュー記事 |
Aprilia Tuono V4 Factory 1100 |
⇒⇒レビュー記事 |
Suzuki GSX-S1000 |
⇒⇒レビュー記事 |
HONDA CB1000R |
⇒⇒レビュー記事 |
私は、Z H2 / Z H2 SEを含め上記いずれかのバイクが納車された次の日の朝のことを想像してしまいます。目覚めた際、ほんとうに「あのバイク」が自分のものになったのかまだ確信が持てず、夢の中にいるような気持ちで、あわててガレージに駆けつけ、間違いなくそこに鎮座するバイクを見て、人生の至福の時であるかのような瞬間を味わうのです。
Z H2 / Z H2 SEはどんな人におすすめ?
カワサキ Z H2 / Z H2 SEがおすすめの人とその理由をまとめました。
おすすめの対象者 | 理由 |
---|---|
パワフルなバイクを求めるライダー | カワサキ Z H2 / Z H2 SEはスーパーチャージャー搭載のエンジンを持ち、圧倒的な加速性能を実現している。 |
ユニークなデザインのバイクを好むライダー | 独特なフォルムとデザインが特徴で、他のバイクと差別化を図れる。 |
最新技術を搭載したバイクを望むライダー | 高度な電子制御技術や先進の安全機能を備えている。 |
ツーリングからサーキット走行まで楽しみたいライダー | 汎用性が高く、様々なシチュエーションでの走行を楽しむことができる。 |
ブランドへのこだわりを持つライダー | 「カワサキ」は歴史と伝統を持つブランドで、その品質と信頼性を知っているライダーには特におすすめ。オーディオのラックスマンやアキュフェーズと同じで、日本人が思う以上に海外でのブランド力は高い。 |
Z H2 / Z H2 SEに興味があって販売店を訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種があるとしたら、それは何?
カワサキ Z H2 / Z H2 SEに興味を持ってディーラーを訪れた人が目移りしてしまう可能性のあるKawasakiの他の車種を推測してみました。
車種 | 特徴 |
---|---|
Kawasaki Ninja H2 / H2R | スーパーチャージャーを搭載し、圧倒的なパワーを誇るスーパースポーツモデル。エアロダイナミクスに優れたデザインが特徴。映画『トップガン マーヴェリック』でトム・クルーズ演じる主人公の愛車。 ⇒⇒レビュー記事 |
Kawasaki Ninja ZX-10R | カワサキのスーパースポーツのフラグシップモデル。サーキットでの性能を追求したモデルで、数多くのレースでの実績がある。 ⇒⇒レビュー記事 |
Kawasaki Versys 1000 SE | アドベンチャータイプのモデルで、長距離ツーリングから日常の移動まで幅広く対応。快適な乗り心地と高い安定性が特徴。 ⇒⇒レビュー記事 |
もちろん、全ての販売店で上記モデルがもれなく展示されているとは限りません。でも、もしそこにあったら、全てに乗りたくなるのがライダーの習性でしょう。
まとめ
カワサキ Z H2 / Z H2 SEは、スーパーチャージャーを搭載したエンジンや独特なデザイン、先進の安全機能など、多くの魅力を持つバイクとして評価されています。
Z H2とZ H2 SEの主な違いはブレーキキャリパーやサスペンションにあり、それぞれが持つ特徴や性能を理解することで、より深くバイクの魅力を感じることができます。
また、海外メディアの試乗レビューや口コミを通じて、実際の走行性能や乗り心地、デザインなどの評価を知ることができたと思います。
カワサキの伝統と技術を継承しつつ、新しい時代のニーズに応えるZ H2 / Z H2 SEは、多くのバイク愛好者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
ご覧いただきありがとうございました。