【海外の評価】カワサキ・KX250X（Kawasaki KX250X）：海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価：海外の評判を知りたい！

Kawasaki KX250X：Kawasaki Motors

カワサキKX250Xは、エンデューロ競技に特化したバイクとして、多くのライダーから注目を集めています。この記事では、KX250Xの海外メディアによる試乗レビューを交えて詳しく解説します。

特に、エンジン性能、サスペンション、ブレーキなどのテクニカルな側面から、その高いパフォーマンスと多様な用途に適した設計について深掘りします。

さらに、2023年モデルのアップデート情報や、ライバル車との比較も行います。このバイクがどのようなライダーに最適なのか、その人物像も明らかにします。

最後に、Kawasakiの他の車種との比較もお届けします。エンデューロ競技からレジャーまで、KX250Xがどれほど多様なニーズに応えられるのか、その全貌を解き明かします。

どんなバイク？

カワサキKX250Xは、エンデューロ競技に特化したバイクです。

KX250Xは、もともとモトクロッサーのKX250をベースにしています。2021年に新登場し、その後も進化を続けています。

エンデューロ競技とは

エンデューロは、全長数十㎞にも及ぶ自然の地形を生かしたダートコースを舞台に、ライダーの技術と体力と気力を競う種目です。参加するライダーの技量にあわせたコース設定やルール設定ができること、そしてオフロードタイプの一般市販車で気軽に参加できることから、幅広い年齢のライダーに親しまれています。（MFJ online）

主な特徴

排気量：249cc
水冷4ストローク単気筒DOHCエンジン
サイドスタンドとスキッドプレートが標準装備
クロスカントリーライディングに理想的な出力特性にマッピングされ、高回転域における力強いパフォーマンスを実現するエンジン
KX250同様スリムでライディングポジションの自由度が高い軽量アルミニウム製ペリメターフレーム
クロスカントリーライディングに合わせ、ばねレートとダンピングをセッティングしたKX250同様の高性能サスペンション
強力な制動力と優れたコントロール性を実現するX専用ブレーキパッド
クロスカントリーライディングに合わせた、フロント21インチ、リヤ18インチのホイールとエンデューロタイプのタイヤ
素早いエンジン始動を可能にするセルフスターター
優れたコントロール性を発揮する油圧クラッチ
コンディションに合わせセッティング可能なECU

エンジン、サスペンション、ブレーキはX専用のチューニングが施されているほか、フロント21インチ、リヤ18インチのホイールにエンデューロタイヤを装着しています。

さらにサイドスタンドやスキッドプレートなど、クロスカントリーシーンで役立つ装備が備わっているのがKX250Xの特徴です。

2023年モデルのアップデート

1速ギア比のロング化
吸排気系の設計変更
サスペンション設定の最適化

スペック詳細

全長：2170 mm
全幅：820 mm
全高：1260 mm
車両重量：109.2 kg

エンジンとトランスミッション

燃料供給方式：フューエルインジェクション
エンジン始動方式：セルフスターター式
変速機形式：リターン式5段変速

価格

税込価格 858,000円※2023年8月時点

参考：KX250は847,000円：ベースモデルのKX250に比べてKX250Xには様々な特別装備が付いているはずなのに、価格差が11,000円なのがとても不思議です。カワサキさん、どうなっているんですか？

（※）カワサキのコンペティションモデルであるKXシリーズやKLXシリーズは、「公道及び一般交通の用に供する場所では一切走行できません」ので、この点はご承知おきください。

海外レビュー①：Can The KX250X Be A Mountain Machine? Kawasaki

Dirt Bike Channel様のレビューから。英語の動画です。下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。

カワサキ・KX250Xのレビューを以下にまとめました。

項目	詳細
乗り心地	乗り心地は滑らかで、山道でも快適に走行できる。
走行感覚	ギアボックスは山道での低速走行に適しており、6速がなくても問題ない。
ハンドル	KYBフォークが非常に印象的で、岩場でもしっかりとしたハンドリングが可能。
趣味・趣向	シャーシは狭く、スリムな設計であり、これが特に好印象。Yamahaよりも狭く感じる。
その他	フロントフォークは岩場でもよく反応し、全体的に非常に滑らかな乗り心地を提供している。

このレビューによれば、カワサキ・KX250Xは特に山道での走行に優れています。乗り心地が滑らかで、特にKYBフォークの性能が高く評価されています。シャーシの狭さも好評で、全体的に非常にバランスの取れたバイクと言えるでしょう。

海外レビュー②：Kawasaki’s X Factor: Are the 2023 KX450X and KX250X the ultimate do-it-all cross-country bikes?

MotoHead様のレビューから。英語の動画です。下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。

KX250XとKX450Xを比較しているレビューです。

項目	詳細
乗り心地	乗り心地は快適で、特に250Xは軽くて扱いやすい。
走行感覚	250Xは軽く、機敏で、岩場やルートなどの厳しい地形でも容易に走行できる。
ハンドルの感触	ハンドルは調整可能で、乗り手に合わせてカスタマイズできる。
サスペンション	サスペンション調整に関しては「クリック感度」が高いと感じる。少量の調整で大きな違いを感じられる。
パワー	450Xは非常にパワフルで、特に開けた場所でその力を発揮する。ただし、狭い場所では扱いにくい。
スタビリティ	両モデルとも安定しており、特に250Xは多様な地形での走行に適している。
レスポンス	両モデルともレスポンシブで、特に250Xはフロントホイールを持ち上げたり、バンプを越えたりするのが楽しい。
ストールの可能性	450Xは低回転での運転中にエンストしやすい傾向がある。

250Xは多様な地形での走行に適しており、特に軽さと機敏性が評価されています。一方で、450Xはパワフルすぎて狭い場所での運転が難しい場合があります。サスペンションは調整しやすく、少量の調整で大きな違いを感じられます。全体として、両モデルとも非常に高いパフォーマンスを発揮しています。

ライバル車とその特徴

Kawasaki KX250Xのライバル車と特徴をまとめました。

ライバル車	特徴
Honda CRF250RX	高い信頼性と取り回し易さでトレイル走行が得意
KTM 250 XC-F	グラウンドクリアランスが高く、岩場や段差でも安定性を維持
Suzuki RM-Z250	地面とのトラクションが良く、グリップ感が高い
Yamaha YZ250FX	電子制御に優れ、多様な地形での適応性が高い
Husqvarna TE 250i	燃料噴射方式により均等なパワー配分が特徴
GasGas EX 250F	軽量フレームで機動性が高く、コーナリングが容易

※GasGasは、スペインカタルーニャ州ジローナに本社を置くオートバイメーカー。主にトライアルバイク、エンデューロ、全地形対応車を製造している。

上記ライバル車はそれぞれ特有の優れた点を持ちますが、カワサキ・KX250Xに近い性能や特性を備えています。主に走行する地形により、選択肢が変わってくるでしょう。

どんな人におすすめ？

Kawasaki KX250Xがおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物像	理由
オフロード初心者	操作性が良く、安定した走行を可能にするため
経験豊富なライダー	カスタマイズが容易で、高度なテクニックにも対応可能
モトクロス愛好者	軽量かつ高いパワーで、ジャンプや急旋回が要求される場面で強い
レース参加者	競技性能が高く、速度と機動性を求めるシチュエーションで活躍する可能性がある
長時間のトレイル走行を楽しむ人	エルゴノミクスに優れ、長時間の走行でも疲れにくい

上記のように、カワサキ・KX250Xはさまざまなレベルやスタイルのライダーに適しています。

KX250Xに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種があるとしたら、それは何？

KX250Xに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種をまとめました。

他のKawasaki車種	特徴
Kawasaki KX450X	より大きなエンジンで、プロレベルのオフロード走行に対応 ⇒⇒レビュー記事
Kawasaki KLX230R	初心者や軽量車を求めるライダー向けで、低価格 ⇒⇒レビュー記事
Kawasaki Versys 650	ツーリング能力が高く、長距離移動も快適

他のKawasaki車種

特徴

Kawasaki KX450X

より大きなエンジンで、プロレベルのオフロード走行に対応

⇒⇒レビュー記事

Kawasaki KLX230R

初心者や軽量車を求めるライダー向けで、低価格

⇒⇒レビュー記事

Kawasaki Versys 650

ツーリング能力が高く、長距離移動も快適

Kawasakiの車種ラインナップは多様で、各車種が異なるニーズやスタイルに適合しています。KX250Xに興味を持つ人がディーラーで目にする他の選択肢も、独自の魅力と用途で注目されるでしょう。

Q&A：記事内容のおさらい

Q1: カワサキKX250Xはどのような競技に特化していますか？

A: エンデューロ競技に特化しています。

Q2: KX250Xのエンジン性能はどのような特徴がありますか？

A: 水冷4ストローク単気筒DOHCエンジンで、高回転域で力強いパフォーマンスを発揮します。

Q3: サスペンションについて、何が特別なのですか？

A: 高性能なサスペンションが搭載されており、ばねレートとダンピングがクロスカントリーライディングに合わせて設定されています。

Q4: このバイクはどのようなタイヤを使用していますか？

A: フロント21インチ、リヤ18インチのホイールにエンデューロタイプのタイヤを装着しています。

Q5: 2023年モデルでのアップデートは何ですか？

A: 1速ギア比のロング化、吸排気系の設計変更、サスペンション設定の最適化が行われています。

Q6: KX250Xはどのようなライダーに最適ですか？

A: オフロード初心者から経験豊富なライダー、レース参加者まで幅広いライダーに適しています。

Q7: ブレーキの何が特別ですか？

A: X専用のブレーキパッドが使用されており、強力な制動力と優れたコントロール性を実現しています。

Q8: カワサキKX250Xのライバル車は？

A: Honda CRF250RX、KTM 250 XC-F、Suzuki RM-Z250などがライバル車とされています。

Q9: このバイクの特別な装備は何ですか？

A: サイドスタンドとスキッドプレートが標準装備され、フロント21インチ、リヤ18インチのホイールとエンデューロタイプのタイヤが装着されています。

Q10: カワサキKX250Xは何年に新登場しましたか？

A: 2021年に新登場し、その後も進化を続けています。

まとめ

本記事では、カワサキKX250Xの海外メディアによる評価を交えて詳細に説明しました。エンジンの出力特性、サスペンションの性能、ブレーキの制動力など、多くのテクニカルな要素がこのバイクの高いパフォーマンスを支えています。

また、ライバル車との比較では、KX250Xがどれほど優れた選択肢であるかが明らかになりました。さらに、このバイクが初心者から経験豊富なライダー、レース参加者まで幅広い人々に適していることも確認できました。

Kawasakiの他の車種と比較しても、KX250Xはその多様な用途と高いパフォーマンスで独自の地位を築いています。この記事を通じて、KX250Xがどのようなライダーに最適か、多様な魅力と性能について理解を深めることができたのでは。

ご覧いただきありがとうございました。

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