目次
- 1 ニンジャ ZX-25R SE大解剖:後悔・ロングツーリング・おじさん・ライディングポジション・買いか・悪いところを検証!
- 2 どんなバイク?
- 3 否定的・ネガティブなレビューをご紹介
- 4 上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
- 5 肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
- 6 上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
- 7 「後悔」「ロングツーリング」「おじさん」「ライディングポジション」「買いか」「悪いところ」を重点的に分析
- 8 ライバル車とその特徴
- 9 どんな人におすすめ?
- 10 ニンジャ ZX-25R SEに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種があるとしたら、それは何?
- 11 まとめ
【記事丸わかり】
ニンジャ ZX-25R SEは、その高回転型の並列4気筒エンジンとスポーティなデザインで注目を集めていますが、燃費の悪さや排熱の多さ、操作性の問題などいくつかの改善点が指摘されています。しかし、クイックシフターの使用感やパフォーマンスの高さ、デザインの魅力が評価されており、スポーツバイクを求めるライダーには適した選択肢となるでしょう。 ⇒⇒【Ninja ZX-25R SE】噂の250cc 4気筒バイクが想像以上にイカれてて愉しすぎた。 |
ニンジャ ZX-25R SE大解剖:後悔・ロングツーリング・おじさん・ライディングポジション・買いか・悪いところを検証!
カワサキ・ニンジャZX-25R SE:KAWASAKI
こんにちは、バイク愛好者の皆さん。今日はKawasakiのバイクで特に注目を集めているニンジャ ZX-25R SEについて詳しく探っていきたいと思います。スペックから価格、肯定的なレビューと否定的なレビューに至るまで、多角的に分析しています。購入を検討している方、ただ単に興味がある方、そしてすでにオーナーになっている方々にも、参考になる情報を提供できるよう心がけました。
ロングツーリングから日常使いまで、どのようなシチュエーションでこのバイクが活躍するのか、あるいは活躍しづらいのか。年配の方々(おじさん)にとって使い勝手はどうか、ライディングポジションは快適なのか。また、何が購入の決め手となり、何が購入を躊躇させる要因となるのか。これらのポイントを詳しく説明していきます。
当然、ニンジャ ZX-25R SEのライバル車との比較も行い、どのような人にこのバイクがおすすめなのかを明らかにしていきます。最後に、ニンジャ ZX-25R SEに興味を持ちながらも、Kawasakiの他の車種に目移りしてしまうかもしれない方へのオプションも紹介します。
どんなバイク?
ニンジャZX-25R SEは、249ccのスーパースポーツバイクです。高回転型の並列4気筒エンジンを搭載し、エキサイティングな走りが楽しめます。
249ccの並列4気筒エンジン、最高出力は48ps、最大トルクは22Nmを発揮します。
WMTCモード値は18.7km/Lで、燃料タンクは15Lなので、計算上は満タンで約281km走ります。
スペック
ニンジャ ZX-25R SEのスペック(主要諸元)を以下にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
車名 | Ninja ZX-25R SE |
型式 | 8BK-ZX250H |
フレーム形式 | トレリス |
全長×全幅×全高 | 1,980mm×750mm×1,110mm |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 785mm |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ |
総排気量 | 249cm³ |
最高出力 | 35kW(48PS)/15,500rpm(ラムエア加圧時:36kW(49PS)/15,500rpm) |
最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m)/12,500rpm |
燃料タンク容量 | 15 L |
乗車定員 | 2名 |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段リターン |
車両重量 | 184kg |
燃料消費率(km/L) |
|
最小回転半径 | 2.6m |
価格
カワサキ・ニンジャZX-25R SEの価格です。
962,500円(税込) |
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは「ニンジャ ZX-25R SE大解剖:後悔・ロングツーリング・おじさん・ライディングポジション・買いか・悪いところを検証!」です。
検証するには材料が必要です。
まず、ニンジャ ZX-25R SEに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- 低中回転域のパワー不足
- 発進時の遅さ
- 燃費が悪い
- エンジンの始動性が悪い
- 人気の車種で、他のオーナーとよく被る
- マフラーの触媒がフレームに留められており、フレームが熱くなる
- 水温上昇が早い
- 塗装の品質が低い
- 小さいネジが過度に締まっていて、緩める際に工具が必要
- 高価な割には大型バイクと比較して物足りない場面も
- 燃費が悪い
- 1速の加速感が希薄
- 排熱が多く熱風が膝下に当たる
- ハンドルポジションと足の位置の違和感
- エンジンが停車後にかかりにくい時がある
- パーツが高価で維持費がかかる
- SS初心者にはハンドルポジションがキツイ
- 圧倒的なパワー不足で、常時10000回転以上回していないとパワーが出ない。
- 街乗りでも排気音が煩く、耳が疲れる。
- 燃費は2気筒モデルに比べて悪い。
- 荷物積載量は少ない。
- タンデムは非現実的。
- 6000rpm縛りの慣らし運転が辛い。
- 排熱が多く、夏の渋滞が心配。
- 燃費が悪い。
- ハンドルの高さと絞り角が合わない。
- 長時間運転すると耳が疲れる。
- 高速道路で手首が疲れる。
- クイックシフターの1速→2速で変速ショックがある。
- 長距離ツーリングで燃費が気になる。
- サポートが不足している。
- 燃費が悪い。
- 航続距離が短い。
- 一速の出だしが悪い。
- 高速走行時に風が強く当たる。
- タンクの塗装が剥がれやすい。
- アナログタコメーターが見づらい。
- 外気温20℃以上で熱を感じる。
- ステップ回りのポジションがSSとは違い、ネイキッドに近い。
- エンジンがかからない時がある。
- 給油後のエンジンかかりが悪くなることがある。
- タンク残量の表示が不正確で、焦らせる。
- クイックシフターの1速から2速への切り替えがギクシャクする。
- 車体価格が高い。
- 燃費が悪い。
- 250ccのバイクにしては車重が重い。
- 足が短い人には足つきが悪い可能性がある。
- 納車してから一か月くらいはエンジンの始動性が悪かった。
上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
ニンジャ ZX-25R SEに関するこれらのレビューは、いくつかの共通した問題点と課題を浮き彫りにしています。
- パワー不足と加速: 低中回転域でのパワー不足や加速感の希薄さが指摘されています。特定の回転数以上でないとパワーが出ないといったコメントもあり、街乗りや発進時に不便を感じるオーナーが多いようです。
- 燃費: 燃費の悪さは頻繁に挙げられており、長距離ツーリングで特に気になる問題とされています。
- 熱問題: 排熱が多く、夏季や渋滞時に体感温度が高いとの報告があります。
- 運転体感: ハンドルと足の位置、ハンドルの高さと絞り角、高速道路での手首の疲れなど、長時間運転に適していないとの意見が散見されます。
- 部品と維持費: 高価なパーツと維持費、サポートの不足も懸念されています。
- 品質とデザイン: 塗装の品質が低い、小さいネジの締まり過ぎ、タンクの塗装が剥がれやすいなど、品質に関する不満がいくつか見られます。
- エンジン始動性: エンジンのかかりにくさ、始動性の悪さが複数指摘されています。
- その他: 車体価格の高さ、タンク残量の表示が不正確、足つきの悪さ(足が短い人向けではない)なども指摘されています。
以上のような評価が一定数見られます。これらのレビューが気になる方は、ニンジャ ZX-25R SEのパフォーマンス、燃費、運転体感、品質、価格など多くの面で綿密な検討が必要かもしれません。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、ニンジャ ZX-25R SEに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- クイックシフターが非常に使い勝手が良い
- 前傾姿勢でも長時間乗っても疲れにくい
- 排熱は「250ccにしては」気にならないレベル
- 直4エンジンと官能的なサウンドが魅力
- 電子制御が充実している
- 身長や股下に関わらず、座り心地が良い
- ハンドルとシートの位置が近く操作がしやすい
- 倒立フォークはブレーキング時の剛性感があり、コーナリングが楽しい
- LEDライトは非常に明るい
- オートブリッパーも便利
- 6速4千回転でも粘る
- 低回転から高回転まで音が良い
- タイヤを交換するとコーナリングが素晴らしい
- 高回転でのパワーが凄い
- 豊富な電子制御が利点
- 4気筒250ccエンジンが貴重
- オートブリッパー機能付きKQSが便利
- 見た目がスタイリッシュ
- どっしりとした安定感
- 4気筒のサウンドは素晴らしい。
- 高級感があり、所有満足度が高い。
- 車検が不要。
- 車格が大きく、小排気量の感じがしない。
- アフターパーツが豊富。
- 搭載技術や装備も上級モデル並み。
- 街乗り燃費は25km/l程度であり、思ったよりも悪くない。
- ボディカラーとデザインが魅力的。
- 軽量で取り回しが容易。
- サーキット走行にも適している。
- 4気筒250ccで高回転のサウンドが良い。
- サスペンションがしっかりしており安定性が高い。
- 取り回しが軽く感じる。
- シート高が低く足つきも良い。
- クイックシフター(UP/DOWN)が便利。
- オートブリッピングが楽しい。
- 素直なハンドリングで初心者でも乗りやすい。
- ブレーキがしっかりしている。
- 見た目に存在感がある。
- セパハンが疲れにくい。
- エンジンの音が素晴らしい。
- 運転が安定している。
- クイックシフターがスムーズ。
- 疲労度が減る。
- 見た目が魅力的。
- 電子制御が多機能。
- 加速時にSSらしい加速感が味わえる。
- サーキットでの性能が良い。
- 4気筒のサウンドが素晴らしい。
- FI車で最新の装備が豊富。
- ABSや電子制御により乗りやすい。
- ツーリングに適している。
- 豪華な装備で安全性が高い。
- ルックスがカワサキのNinjaらしく、魅力的。
- 低速域のトルクに不安がない。
- 4Rと比べても満足度が高い。
上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
ニンジャZX-25R SEに対する上記レビュー内容から、次のような点が明らかになります。
- エンジンとサウンド: 4気筒250ccエンジンはユーザーに高く評価されており、低回転から高回転まで魅力的なサウンドがするとされています。
- 操作性: クイックシフターとオートブリッパーの存在が、操作性において大きな利点とされています。また、ハンドリングが素直で、ハンドルとシートの位置も好評です。
- 快適性: 前傾姿勢でも長時間乗っても疲れにくく、シート高も低めで足つきが良いと評価されています。
- パフォーマンス: 高回転でのパワーが注目され、サスペンションやブレーキも堅牢。サーキット走行にも適しているとされています。
- 装備とテクノロジー: 豊富な電子制御機能があり、ABSなども安全性に寄与しているようです。
- デザインと外観: スタイリッシュで存在感があり、ボディカラーも魅力的と評されています。
- 燃費と排熱: 街乗りでの燃費は25km/l程度と、比較的良好。排熱も250ccとしては問題ないレベルとされています。
- 汎用性と安全性: ツーリングにも適しており、豪華な装備が安全性を高めているとされています。
- 独自性: 4気筒250ccエンジンは貴重とされており、車検が不要な点や、搭載技術が上級モデル並みであることが所有満足度を高めているようです。
- アフターパーツ: 豊富なアフターパーツが存在するため、カスタマイズの自由度が高い。
操作性、快適性、パフォーマンス、装備とテクノロジー、デザイン、汎用性と安全性に優れているという評価がかなりの数見られます。
「後悔」「ロングツーリング」「おじさん」「ライディングポジション」「買いか」「悪いところ」を重点的に分析
この記事のテーマは「ニンジャ ZX-25R SE大解剖:後悔・ロングツーリング・おじさん・ライディングポジション・買いか・悪いところを検証!」というものです。
テーマの重点項目である「後悔」「ロングツーリング」「おじさん」「ライディングポジション」「買いか」「悪いところ」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
後悔 | ※燃費が悪く、維持費が高いという声、その他細々した不満点が挙げられていますが、このバイクを買って後悔したという声はありません。満足度の高いレビューが優勢です。 |
ロングツーリング | ※高速道路で手首が疲れる。長距離では燃費が気になる。航続距離が短い。こういった声が一部にあります。一方で、シートが快適で疲れにくい。高級感と安定感があるため、ロングツーリングにも適しているという声も複数あります。体力・筋肉量によっても評価が分かれる部分かもしれません。実際、筋力・持久力が大きく影響する部分だと思います。 |
おじさん | クラシックな4気筒サウンドは「おじさん」のハートを揺さぶるかもしれません。ですが、レビュー中に「おじさん」というワードは出てきませんでした。いずれにしても、おじさんリターンライダーにもおすすめできるバイクだと思います。 |
ライディングポジション |
※評価が割れる部分かもしれません。ただし、ライディングポジションに関しては、かなりの部分が「慣れ」で解消できるのでは。どうしても合わない場合は、何か工夫が必要です。レビュー全体としては、この項目での不満は少数派です。 |
買いか |
※適正価格だという意見と高いという意見があります。 |
悪いところ | ※クイックシフターでの変速ショック。タンクの塗装が剥がれやすい。タンデムは非現実的。燃費が悪い。低速域のトルクに不安がある。などなど不満点・欠点を指摘する声が複数あります。SSという性格上、燃費が悪いのはわかっているけれど、それでもやはり気になるのはよくわかります。でも、そこは耐えてください笑。 |
レビューサイトの平均評価点のご案内
ニンジャ ZX-25R SEが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はバイク選びにはあまり参考になりません。
バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。
※2023年10月15日時点
上記平均評価点の分析結果
みんカラ、価格コム、ウェビックの三つのレビューサイトでのニンジャ ZX-25R SEの平均評価点を見ると、評価はかなり異なるようです。
- みんカラ
このサイトは一般の車・バイクユーザーが集まるコミュニティ型のレビューサイトです。評価が4.73点と非常に高く、ユーザーがこのバイクに深く満足していることがわかります。4.73点って、実質的に満点のようなものでしょう。 - 価格コム
価格比較サイトであり、購入を検討している一般の消費者が多いでしょう。購入者のレビューも盛んです。評価は4.55点とやはり高めですが、みんカラよりはわずかに低い。価格に敏感な層も多いため、コストパフォーマンスについての評価が厳しい場合があると考えられます。つまり、「いいバイクだけれど、もうちょっと安ければなぁ」というわけです。 - ウェビック
主にバイクやバイク用品のオンラインショップであり、バイクに対する専門的な知識を持つユーザーが多いと考えられます。3.60点と他のサイトより評価が低いのは、専門的な視点での厳しい評価が多いからかもしれません。ZX-25Rのようなとんがったバイクには、期待値が大きいだけに、より一層厳しい視線が注がれる傾向があるようです。それにしても、みんカラとの差には愕然としますね。カワサキの関係者は戸惑うのでは。
ライバル車とその特徴
ニンジャ ZX-25R SEのライバル車とその特徴をまとめました。
車名 | 特徴 |
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Yamaha YZF-R25 |
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Honda CBR250RR | 249cc。869,000円。 フルカウルスーパースポーツ。低く構えたノーズからテールへと跳ね上がるスタイリング。 |
Suzuki GSX250R |
⇒⇒レビュー記事① ⇒⇒レビュー記事② |
どんな人におすすめ?
ニンジャ ZX-25R SEがおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 理由 |
---|---|
スポーツバイク初心者 | ニンジャ ZX-25R SEは250ccの比較的こなれたエンジン容量を持ち、高性能なので、スポーツバイクに初めて乗る人には優れた選択肢。 |
都市部のライダー | コンパクトな設計と軽量なフレームは、狭い都市環境での機動性に優れています。 |
高性能バイク愛好者 | 高回転型エンジンと高品質なサスペンションは、高性能を求めるベテランライダーにも魅力的。 |
日常使用とツーリングを兼ねたい人 | 実用的な燃費と快適な乗り心地は、日常使いから長距離ツーリングまで対応可能。 |
カワサキブランドのファン | カワサキ特有のデザインや品質、エンジン音を求める人には最適。 |
ニンジャ ZX-25R SEに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
ニンジャZX-4R SE |
⇒⇒レビュー記事 |
ニンジャ400 |
⇒⇒レビュー記事① ⇒⇒レビュー記事② |
まとめ
「ニンジャ ZX-25R SE大解剖:後悔・ロングツーリング・おじさん・ライディングポジション・買いか・悪いところを検証!」のテーマで解説してきました。
この記事で、ニンジャ ZX-25R SEの魅力と課題、特定のシチュエーションでの性能や使い勝手について幅広く触れてきました。スペックや価格、肯定的・否定的なレビューを通じて、このバイクがどのような人に向いているのか、どのようなシチュエーションで力を発揮するのかを解説しました。
ライバル車との比較を元に、ニンジャ ZX-25R SEがどのような場で一歩リードしているのか、またどういった点で劣っているのかも明らかにしました。Kawasakiの他の車種にも目を向け、選択肢を広げることができるように情報をご提供しました。バイク選びのお役に立てば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。