普通車を廃車した場合の還付金
自動車税
自動車重量税
自賠責保険(強制保険)
自動車保険(任意保険)
軽自動車を廃車した場合の還付金
自動車重量税
自賠責保険(強制保険)
自動車保険(任意保険)
※軽自動車の場合は軽自動車税の還付金は発生しない
これら還付金の手続きはいつやるのか?
(自動車税・自動車重量税)
自動車税と自動車重量税の還付金を受け取るには、普通車の場合は陸運局で、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で、それぞれナンバープレートの返納などの事務手続きを行う中で、いっしょにやります。
つまり、自動車税や自動車重量税の還付手続きを単独で行うことは出来ません。
廃車手続きの流れの中に組み込まれているのです。
(自賠責保険・自動車保険)
自賠責保険(強制保険)と自動車保険(任意保険)は上記の廃車手続きが完了してから、後日、保険会社や代理店で還付金を受け取る手続きをします。
自賠責保険(強制保険)は、原則としては契約者本人が加入している保険会社の窓口で手続きをする必要があります。
⇒⇒⇒自賠責保険の解約:還付金(払い戻し)を受ける方法・金額
自動車保険(任意保険)は、代理店・保険会社に連絡すればスムーズに手続きを進めてくれます。ただし、自動車保険には等級(無事故割引)という「資産」が残っている場合があります。この「資産」をどう扱うかは代理店・保険会社に相談することをお勧めします。
⇒⇒⇒車を廃車して任意保険の還付を受けるには自分で連絡が必要
これら手続きを自分でやらずに業者に代行してもらう
自動車税、自動車重量税、自賠責保険(強制保険)、自動車保険(任意保険)の4つの還付金を受け取る手続きですが、すべて自分でやろうとすると相当な手間隙がかかります。
自動車税と自動車重量税は単独では出来ず、一連の廃車手続きの流れの中でしか行えません。
この際、自分でやらずに廃車専門業者に代行してもらう方法もあります。
廃車専門業者なら、車の引き取りから陸運局(軽自動車検査協会)でのナンバー返納、書類作成・提出などの流れの中で自動車税・自動車重量税の還付金手続きを行い、その後自賠責保険の還付金手続きを行います。
あなたの代行・代理人としてこれらの手続きをあなたの代わりにやってくれるのでとても助かると思います。
廃車専門業者の詳細はこちらを参考にしてください。
(※)自動車保険(任意保険)の手続きだけは代行できません。
廃車買取は安心サービスの車買取カーネクスト |
順を追ってご説明しましょうね。
まず、自動車税です。
これは登録車の場合だけです。
軽自動車は軽自動車税といいますが、この税金は税額が比較的小額ということもあって、途中で廃車手続きしても税金は戻らない決まりになっています。
さて、自動車税ですが、この税金は毎年4月1日から翌年の3月31日をカバーする形で課税される税金です。
2年車検とか3年車検とかは関係ありません。
また車検が何月何日から何月何日まで、というのとも無関係です。
ですから車を廃車にするのが、たとえば3月中のことであれば、残りは1ヶ月に満たないことになり、先ほどのキーワード「残りが1ヶ月以上ある場合」に該当しませんから、還付金は発生しません。
次は自動車重量税です。
この税金は、車検期間をカバーする形で支払う税金で、一括して前払いする方式です。
だから2年車検の場合は24ヶ月分、3年車検の場合は36か月分支払い済みになっているはずです。
自動車重量税はあくまでも車検の期間をカバーする形で支払う税金です。
それで、この税金の場合も、廃車する時点で、先ほどのキーワード「残りが1ヶ月以上ある場合」に限り還付金が発生します。
この場合の「残り」とは車検の残りということになります。
一時抹消(ナンバープレートは返納するけれど車は解体しないで残しておく)の場合は還付金は発生しません。
これはさっきトン子ちゃんが車検切れウンヌンと言っていたように、車検期間と同じにかける場合と、1ヶ月余分にかける場合があります。
この自賠責保険も、車を廃車した時点で「残りが1ヶ月以上ある場合」に限り還付金が発生することになります。
法的に加入が義務付けられている自賠責保険に対して、加入は任意なので任意保険と呼ばれることもあります。
ただし、自動車保険(任意保険)は、自賠責保険などのような一括前払いと違って、通常、月払いか年払いになっているはず。
月払いになっている契約では、還付金は発生しません。戻りはないです。保険の満期まで一ヶ月以上あっても。
それから3年契約の3年分一括払いという契約もあって、この場合も還付金が戻ります。
わたしは藤井聡太さんみたいに数手先を読んでお話しているんです。
だいいち、プロの棋士は数手先どころじゃないそうですよ。
車を廃車にするって、これはけっこう大変なことなんですね。
引き取り業者に車を引き取ってもらい、陸運局とか軽自動車検査協会に出かけてナンバープレートを返納し、自動車税や自動車重量税の還付手続きをやり、それらが終わったら、今度は自賠責保険の解約手続きをやって還付金を振り込んでもらう手はずをとり、さらに自動車保険の手続きをやり終えて、そこでやっと完了。
汗が出ますよね。
引き取り業者はそれらの工程のうちの1つの工程を受け持つだけで、まだその先に複数の工程が待っているんです。車体を解体するまでに。
ただし、自動車保険(任意保険)の手続きだけはやってくれませんけど。
廃車する車のオーナーが自分でやらなくていいんですね?
引き取り業者を呼んだり、陸運局に行ったり、保険会社に行ったり、そういうことを自分でやらなくていいんですね?
還付金が戻るのは当たり前ですけど、それ以外に、廃車に出す車に値段がつけば、その分のお金も入ってきますから。
陸運局とかで手続きすれば、いくら慣れている人だとしても、半日仕事にはなるんじゃないですか?
その分の人件費だってタダではすまないはずだし、自賠責保険だって保険会社に行かないと手続きできないんだから、それも1,2時間はかかるでしょ?
そういうのまでタダでやってくれるお人よしがいるはずないじゃないですか。
ただし、お人よしだからやってくれるんじゃなくて、ちゃんと利潤を得る取引ルートがあるから、手続きなどをタダでやってくれるんです。
というか、その業者さんのことは、わたしもこれまでに何度か説明を受けているけれど、復習の意味で、またお願いします。
廃車関連の下記記事も参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。