廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

廃車・手続き・自分で・軽自動車・登録車・自分でやる

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廃車買取業者などに依頼しないで自分で廃車手続きをする方法について解説します。

廃車の流れ、必要書類、費用、時間、手続き場所(陸運局)などわかりやすく解説しています。

面倒だからと廃車業者に手続きの代行依頼した場合の料金についてもご案内しています。

いずれにしても自分で廃車手続きする場合は延べ2日間に渡り時間が拘束されます。

また最低でも1日は有給休暇を取るなどする必要があります。

廃車買取は安心サービスの車買取カーネクスト

「廃車」には2種類あります

廃車・手続き・自分で・軽自動車・登録車・自分でやる

(※このページではプリウスなどの登録車の廃車について解説しています。N-boxなどの軽自動車の廃車については軽自動車の廃車(永久抹消)あるいは軽自動車の廃車(一時抹消)をご覧ください。)

一口に廃車と言っても、ケースによって種類が分かれます。

永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2つです。

永久抹消登録

自分が乗れないだけでなく、他の誰も乗れないようにする手続きが「永久抹消登録」です。

10数年乗り続けたので、もうお疲れさん、といういわゆる経年廃車の場合もあれば、全損事故でやむを得ず廃車にせざるを得ない場合もあるでしょう。

ようするに、車を解体処分する手続きです。

一時抹消登録

車を解体処分するのではなく、手元に置いておくけれども、一時的に登録から外しておくこと(ナンバープレートを返納すること)を「一時抹消登録」といいます。

登録を外しておけば、その期間、自動車税を支払う必要がなくなります。

(※)一時抹消登録により自動車税はストップできますが、自動車重量税は車を解体するのではありませんから戻りません。

一時抹消登録の手続きが必要になるのは、たとえば、海外に長期出張を命ぜられた場合、病気やけがで長期間の入院をする場合などがあります。

そのほかに考えられるのが、車が盗難にあった場合です。

盗まれて車が手元にないのですから、まず一時抹消しておき、自動車税にストップをかけます(盗難で車が手元にないので「理由書」を添付する必要があります)。

やがて車が戻ってきたら、再度登録することになります。

<廃車:永久抹消登録>費用

廃車・永久抹消登録・費用・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

車を解体し、その後陸運支局で事務手続きする場合の費用は以下のとおりです。

自分で廃車(永久抹消)する場合の費用
事務手数料 2,000円以内

(※)印鑑証明書や陸運局での書類費用など

引き取り・解体費用 30,000円~60,000円程度

(※)業者によってかなり異なります。また車を持ち込む場合、レッカーや積載車を使う場合などでも異なります

参考までに、ディーラーや中古車販売店などに廃車(永久抹消)を依頼した場合の手数料相場をご案内します。

ディーラー・中古車店に廃車(永久抹消)を依頼した場合の費用
名義変更手数料 10,000円程度
車両引取手数料 10,000円~20,000円
レッカー代費用 30,000円程度
車両解体費用 10,000円程度
廃車手続き代行費用 10,000円程度

(参考:廃車買取ハイシャルのHPから)

<廃車:永久抹消登録>必要書類~事前に準備するもの~

事前に準備するもの・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

まず、事前に用意する書類があります。

車検証

自動車リサイクル券

印鑑証明書(1通)

上記の「自動車リサイクル券」についての補足説明

リサイクル券は車検証入れなどに入っているのが普通ですが、もしも見当たらない、紛失したという場合。その場合は、リサイクル券そのものは再発行できませんが、その代用となる書類を入手することができます。

⇒⇒⇒紛失?車を廃車しようと思ったらリサイクル券がない!

上記の「印鑑証明書」に関する補足説明

(※)車検証の所有者名義のもので発行3か月以内のもの

(※)車検証の所有者住所と現住所が異なる場合

車検証記載の住所から、現住所(印鑑証明書の住所)までの繋がりが分かる住民票が必要となります。複数回の転入(引っ越し)をしている場合は、繋がりの確認ができる複数枚の住民票(除票)、もしくは戸籍の附票(住所の変更履歴が記載された戸籍謄本の附票)が別途必要となります。引っ越しが1回だけならわかりやすいですが、複数回引っ越しをしていて、その間一度も車検証の住所変更を行っていない場合などは、必要となる住民票はとても複雑になります。こういう場合は、陸運局にあらかじめ電話して、何と何と何が必要か、電話口でメモに書き留めることをオススメします。それが一番確実です。

(※)結婚などで車検証の氏名と現在の氏名が異なる場合

車検証記載の氏名から現在の氏名(印鑑証明書の氏名)への変更が記載された戸籍謄本が必要となります。

<廃車:永久抹消登録>引き取り業者に車を渡す

永久抹消登録・引取り業者に車を渡す・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

・・・ということで、話がいろいろ枝葉に分かれたりしましたが、ともかく、まず最初に「車検証」と「自動車リサイクル券」と「印鑑証明書」を用意してください。

話は次に進みます。

ここに1台の使い古した車か事故で全損となった車があります。

この車を廃車(永久抹消)にする手続きです。

まず、この車を廃車引き取り業者あるいは廃車解体業者などに引き取ってもらいます。

まだ動く場合はその車に乗って「持ち込み」をすればその分料金が安くなります。

完全に動かない場合はレッカーか積載車で引き取ってもらいます。

料金は0円~25000円くらいでしょう。

・廃車を引き取る業者には、引き取ってから自社においてリサイクル部品の回収・解体処理まで一体で行う業者もあります。こうした業者はほぼ無料で引き取ってくれるでしょう。しかし、もっぱらリサイクル回収が専門で、残りは解体業者に回すところでは、解体業者(外注)に回す分だけコストがかかるので、そのコストを回収するためにあなたに費用を請求します。こうした事情から業者によって引き取り価格が異なるのです。

業者に引き渡す際、

ナンバープレート前後合計2枚

を外します。

この2枚のナンバープレートを、これから陸運局で手続きする際に窓口で返納します。

頼めば業者さんがやってくれます。

ドライバーがあれば自分でも外せます。

ちょっと大きめのマイナスドライバーで外せます。プラスでもマイナスでもどちらでも外せるねじが使われていますが、金属の封印を破る際マイナスドライバーの方が便利です。
ナンバープレートを自分で外すのが「違法」だと書いてあるサイトを見かけますが、それは間違いです。廃車のために自分で外すのは何の問題もありません。「違法」なのは、ナンバーを外して公道を走り回ったり、ジェイソン・ステイサムの『トランスポーター』みたいに警察の追跡を逃れるために別のナンバーに付け替えたりする行為です。

また、業者さんに車を引き渡す際、もう一つ大事なことがあります。

それは、

自動車リサイクル券

を業者さんに渡すことです。

自動車リサイクル券

自動車リサイクル券

上の画像のものが自動車リサイクル券です。

この一枚の書類を業者さんに渡せば、業者さんの方で必要事項を書き込んで丸で囲んだ部分、

【B券】使用済自動車引取証明書

をあなたに返してくれます。

【A券】の部分を業者さんが受け取って、【B券】【C券】【D券】の部分を戻してくれると思います。

そして、この【B券】使用済自動車引取証明書は、このあと陸運局で抹消登録手続きをする際に必ず必要になります。

(※)丸で囲んだ中にさらに小さな丸(四角?)で囲んだ部分、「リサイクル券番号(移動報告番号)」が陸運局の手続きで必要になります。

<廃車:永久抹消登録>引き取り業者からの連絡を待つ

永久抹消登録・引き取り業者からの連絡待ち・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

業者さんからリサイクル券の【B券】を受け取ったら、その日はそれでおしまいです。

まだ陸運局での手続きはできません。

なぜなら、このあと引き取り業者から、

「解体報告記録日」

の連絡が来るのを待たなければならないからです。

通常、電話かメールで連絡が来ます。

〇年〇月〇日解体終了」とメモしておいてください。

何か特別な書類が送られてくるのではありません。連絡を受けてメモに取っておくだけでOKです。このメモが陸運局での手続きで必要になります。

業者さんの混み具合によりますが、数日後か、遅くとも1週間以内に連絡が来るはずです。

つまり、永久抹消登録の手続きは1日では終わらないということです。

業者さんに車を引き取ってもらってから、数日経過した後でないと、いざ陸運局での最終的な事務手続きに進めないのです!

<廃車:永久抹消登録>陸運局で手続き

永久抹消登録・陸運局で手続き・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

いよいよ陸運局に乗り込んで〆の手続きに入ります。

その前に、ここで陸運局に持ち込むものをもう一度チェックしておきましょう。

車検証

印鑑証明書

ナンバープレート前後2枚

自動車リサイクル券の【B券】使用済自動車引取証明書

メモ書きした「解体報告記録日」

必要書類がすべてそろったら、あなたのナンバープレートを管轄している陸運局へ行きます。

陸運局はこちらで検索してください⇒⇒全国陸運支局検索

なお、これは全国共通のようですが、陸運局の営業は平日のみです。

受付時間は午前8:45~11:45午後13:00~16:00です。

月末は混雑していることが多いです。

手続きにかかる時間は、最速で1時間から1時間半混雑時には2時間から3時間といったところでしょうか。

いずれにしても「半日仕事」と覚悟しておいてください。

行き帰りの時間を含めると「1日仕事」になるケースもあるかもしれません。

<廃車:永久抹消登録>陸運局内での手続きの流れ

永久抹消登録・陸運局内の手続きの流れ・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

一度陸運局に行った経験のある方はご存知でしょうが、いくつもある窓口には① ② ③ ④ ⑤ ・ ・ ・というように番号板が掲げてあります。

手続きをする人はその番号を順にたどっていけば無事最後までたどり着けるようになっています。

書類への記入の仕方がわからなかったり、その他不明なことがあったら、その都度窓口の人に相談できますし、また記入用のデスクにも各種書類の記入例などがちゃんと揃っています。

以下の説明は陸運支局によって多少順番が異なるかもしれません。全体のイメージを描く・・・というとらえ方をしていただければ、と思います。

最後にもう一度手続き全体のまとめをしますので、安心して読み進めてください。

<廃車:永久抹消登録>陸運局:まずは書類を購入します

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永久抹消登録申請書(OCR 3号様式の3) (※)数十円ほど

永久抹消登録申請書

手数料納付書 (※)無料

手数料納付書

自動車税・自動車取得税申告書(不要な地域もあり)

自動車税・自動車取得税申告書

<廃車:永久抹消登録>陸運局:書類に必要事項を記入する

永久抹消登録・陸運局・書類に必要事項記入・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

(1)永久抹消登録申請書(OCR 3号様式の3) :上の3つのうち一つ目の書類

書き込み用のデスクに見本があるので、それを見ながら記入します。わからないときは窓口の人にその都度確認してください。

引き取り業者から受け取った「リサイクル券【B券】使用済自動車引取証明書」にあるリサイクル券番号(移動報告番号)とメモ書きしてある解体報告記録日はこの書類に記入します。

車検が1か月以上残っている場合は自動車重量税が月割りで戻ります。その手続きもこの書類で行います。その際、戻ってくる重量税の入金先となる金融機関の口座を記入してください。また平成29年1月1日以降に重量税の還付手続きをする場合はマイナンバーの提出が義務付けられました。したがって、個人番号カード(マイナンバーカード)と運転免許証かパスポートの提示が必要です。まだ個人番号カードを作ってもらっていない方は個人番号通知カードで大丈夫です。

ちなみに上の画像は旧式のものでマイナンバーの記入欄がありません。ですが重量税の還付を請求しない場合はこの旧式のものも使用可です。

(2)手数料納付書:上から二つ目の書類

窓口で確認印を押してもらうか、シールをはるか、いずれかの処理をするのですが、下記のナンバープレートの返納のところに詳しく書いてあります。

(3)自動車税・自動車取得税申告書(不要な地域もあり):上から三つ目の書類

車検が1か月以上残っている場合は自動車税が月割りで返還されます。これはそのための書類です。返還を受ける金融機関の口座を記入してください。

なお、この用紙の提出は地域によっては不要です。そもそも永久抹消登録申請書を提出すれば、それで登録が抹消されたことがわかるのですから、その情報を陸運事務所から税事務所に連絡すれば済む話です(税事務所はたいてい同じ建物内か隣の建物内にある)。行政の側でそうした手続きをやってくれればいい話です。それなのに・・・とちょっと不満を言わせていただきました。

<廃車:永久抹消登録>陸運局:ナンバープレート2枚を返納する

永久抹消登録・ナンバープレート2枚返納・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

ナンバーの返納は、窓口で手渡しする地域もありますが、最近は機械にナンバープレートを投入する陸運局が増えています。

ナンバープレート返納機

ナンバープレート返納機

窓口で手渡しした場合は、その場で手数料納付書の所定の場所に返納確認印を押してもらいます。

機械に投入した場合は、機械からシールが出てくるので、そのシールを手数料納付書の所定の位置に貼り付けます。

<廃車:永久抹消登録>陸運局:最後に「登録事項等証明書」を発行してもらう

陸運局・登録事項等証明書・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

いよいよ抹消登録手続きの最後の最後として「登録事項等証明書」を発行してもらい、これで終了です!

登録事項等証明書

登録事項等証明書

いかがでしたでしょうか?

以上が廃車手続きを自分でやる場合の一通りの手順となります。

そこで、これまで見てきた手続きをもう一度簡単にまとめてみます。

永久抹消手続きのまとめ

<用意する書類>

・車検証

・自動車リサイクル券

・印鑑証明書

※必要に応じて理由書・住民票・戸籍謄本など

・リサイクル券番号(移動報告番号)

・メモ書きした「解体報告記録日」

・ナンバープレート2枚

<行動1>

・引き取り業者に車の引き取りを依頼する

<行動2>

・陸運支局で最後の事務手続きをする

<廃車:永久抹消登録>廃車買取業者に依頼した場合

永久抹消登録・廃車買取業者に依頼・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

ご覧のように廃車手続きは自分でもできます。

ただし、陸運支局は平日しか営業していませんし、年間を通して常時混み合っているので、半日仕事を休んだだけでは時間が足りません。

行き帰りの時間を含めると結局は1日仕事になってしまいます。

また、永久抹消の場合は、陸運支局での事務手続きの前にまず車を解体する必要があり、これに半日程度は時間がかかるので、トータルで2日間は時間が拘束されます。

こうした事情もあって、廃車手続きを業者に代行依頼する人のほうが多数派になっています。

その際、費用はどうなるのでしょう?

業者に依頼するのだから自分で手続きするより高くなるだろうと普通は想像するところです。

ところが、現実は、その逆です。

廃車手続きは自分でやるより業者に頼んだ方が安くなります

廃車費用についてもう一度おさらいしてみます。

自分で廃車(永久抹消)する場合の費用
事務手数料 2,000円以内

(※)印鑑証明書や陸運局での書類費用など

引き取り・解体費用 30,000円~60,000円程度

(※)業者によってかなり異なります。また車を持ち込む場合、レッカーや積載車を使う場合などでも異なります

次に、ディーラーや中古車販売店などに廃車(永久抹消)を依頼した場合の手数料相場です。

ディーラー・中古車店に廃車(永久抹消)を依頼した場合の費用
名義変更手数料 10,000円程度
車両引取手数料 10,000円~20,000円
レッカー代費用 30,000円程度
車両解体費用 10,000円程度
廃車手続き代行費用 10,000円程度

何だ、やっぱり業者に依頼した方が高くつくじゃないか」と思われるかもしれません。

しかし、業者は業者でも廃車買取業者は別です。

廃車買取業者に依頼した場合の費用は下記のようになります。

廃車買取業者に廃車(永久抹消)を依頼した場合の費用
名義変更手数料 0円
車両引取手数料 0円
レッカー代費用 0円
車両解体費用 0円
廃車手続き代行費用 0円

廃車買取業者の場合は上記のように無料で手続きができますし、これ以外に自賠責保険の還付金、自動車重量税の還付金・自動車税(普通車のみ)の還付金が受け取れます。

廃車にする車が中古車として買い手が付きそうなほど程度がいい車の場合は買取価格も付くのでさらに受け取る金額は増えます。

このように一昔前とは事情が大きく変わってきています。

廃車はこちらからお金を支払うのではなく反対にお金を受け取れるようになっているのが現状です

当サイトでは下記の廃車買取サイトをおすすめしています。

自分でやる手間隙がかからないだけでなくお金を受け取れます。

ハイシャルカーネクスト
  • 廃車・事故車を0円以上買取保証
  • 引取り手数料無料
  • レッカー代無料
  • 解体費用無料
  • 事務手続き代行費用無料
  • 自賠責・重量税・自動車税が還付※軽自動車税は還付なし(還付制度そのものがないので)
  • 廃車・事故車を0円以上買取保証
  • 引取り手数料無料
  • レッカー代無料
  • 解体費用無料
  • 事務手続き代行費用無料
  • 自動車税が還付※軽自動車税は還付されません(還付制度そのものがないので)

 

 


 

<廃車:一時抹消登録>必要書類~事前に準備するもの~

一時抹消登録・必要書類・事前準備・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

まず、事前に用意する書類があります。

車検証

印鑑証明書(1通)

ナンバープレート前後2枚

上記の「印鑑証明書」に関する補足説明

(※)車検証の所有者名義のもので発行3か月以内のもの

(※)車検証の所有者住所と現住所が異なる場合

車検証記載の住所から、現住所(印鑑証明書の住所)までの繋がりが分かる住民票が必要となります。複数回の転入(引っ越し)をしている場合は、繋がりの確認ができる複数枚の住民票(除票)、もしくは戸籍の附票(住所の変更履歴が記載された戸籍謄本の附票)が別途必要となります。引っ越しが1回だけならわかりやすいですが、複数回引っ越しをしていて、その間一度も車検証の住所変更を行っていない場合などは、必要となる住民票はとても複雑になります。こういう場合は、陸運局にあらかじめ電話して、何と何と何が必要か、電話口でメモに書き留めることをオススメします。それが一番確実です。

(※)結婚などで車検証の氏名と現在の氏名が異なる場合

車検証記載の氏名から現在の氏名(印鑑証明書の氏名)への変更が記載された戸籍謄本が必要となります。

上記のナンバープレート前後2枚に関する補足説明

ちょっと大きめのマイナスドライバーで外せます。プラスでもマイナスでもどちらでも外せるねじが使われていますが、金属の封印を破る際マイナスドライバーの方が便利です。

ナンバープレートを自分で外すのが「違法」だと書いてあるサイトを見かけますが、それは間違いです。廃車のために自分で外すのは何の問題もありません。「違法」なのは、ナンバーを外して公道を走り回ったり、ジェイソン・ステイサムの『トランスポーター』みたいに警察の追跡を逃れるために別のナンバーに付け替えたりする行為です。

<廃車:一時抹消登録>陸運局で手続き

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いよいよ陸運局に乗り込んで一時抹消登録の手続きに入ります。

陸運局はこちらで検索してください⇒⇒全国陸運支局検索

なお、これは全国共通のようですが、陸運局の営業は平日のみです。

受付時間は午前8:45~11:45午後13:00~16:00です。

月末は混雑していることが多いです。

手続きにかかる時間は、最速で1時間から1時間半混雑時には2時間から3時間といったところでしょうか。

いずれにしても「半日仕事」と覚悟しておいてください。

行き帰りの時間を含めると「1日仕事」になるケースもあるかもしれません。

<廃車:一時抹消登録>陸運局内での手続きの流れ

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一度陸運局に行った経験のある方はご存知でしょうが、いくつもある窓口には① ② ③ ④ ⑤ ・ ・ ・というように番号板が掲げてあります。

手続きをする人はその番号を順にたどっていけば無事最後までたどり着けるようになっています。

書類への記入の仕方がわからなかったり、その他不明なことがあったら、その都度窓口の人に相談できますし、また記入用のデスクにも各種書類の記入例などがちゃんと揃っています。

以下の説明は陸運支局によって多少順番が異なるかもしれません。全体のイメージを描く・・・というとらえ方をしていただければ、と思います。

最後にもう一度手続き全体のまとめをしますので、安心して読み進めてください。

<廃車:一時抹消登録>陸運局:書類を購入します

一時抹消登録・陸運局・書類購入・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

一時抹消登録申請書(OCR 3号様式の2) (※)書類費用100円ほど

一時抹消登録申請書

一時抹消登録申請書

手数料納付書 (※)無料

手数料納付書

自動車税・自動車取得税申告書(不要な地域もあり)

自動車税・自動車取得税申告書

<廃車:一時抹消登録>陸運局:書類に必要事項を記入する

一時抹消登録・陸運局・書類・必要事項・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

(1)一時抹消登録申請書(OCR 3号様式の2):上の3つのうち一つ目の書類

書き込み用のデスクに見本があるので、それを見ながら記入します。わからないときは窓口の人にその都度確認してください。

(2)手数料納付書:上から二つ目の書類

運輸支局場内の印紙販売窓口で、一時抹消登録手数料分(350円)の印紙を購入し、それを「手数料納付書」に貼り付ける

(3)自動車税・自動車取得税申告書(不要な地域もあり):上から三つ目の書類

車検が1か月以上残っている場合は自動車税が月割りで返還されます。これはそのための書類です。返還を受ける金融機関の口座を記入してください。

(※)永久抹消登録の場合は、車検の残りがある場合、自動車重量税の還付(戻り)がありますが、一時抹消登録の場合は、車そのものはまだ解体しないので、重量税の還付はありません。自動車税の還付のみです。

なお、この用紙の提出は地域によっては不要です。そもそも永久抹消登録申請書を提出すれば、それで登録が抹消されたことがわかるのですから、その情報を陸運事務所から税事務所に連絡すれば済む話です(税事務所はたいてい同じ建物内か隣の建物内にある)。行政の側でそうした手続きをやってくれればいい話です。それなのに・・・とちょっと不満を言わせていただきました。

<廃車:一時抹消登録>陸運局:ナンバープレート2枚を返納する

一時抹消登録・陸運局・ナンバープレート2枚返納・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

ナンバーの返納は、窓口で手渡しする地域もありますが、最近は機械にナンバープレートを投入する陸運局が増えています。

窓口で手渡しした場合は、その場で手数料納付書の所定の場所に返納確認印を押してもらいます。

機械に投入した場合は、機械からシールが出てくるので、そのシールを手数料納付書の所定の位置に貼り付けます。

<廃車:一時抹消登録>陸運局:最後に「登録識別情報等通知書」を発行してもらう

登録識別情報等通知書・一時抹消・陸運局・廃車手続きを自分で|流れ・必要書類・費用・時間・代行・陸運局

いよいよ一時抹消登録手続きの最後の最後として「登録識別情報等通知書」を発行してもらい、これで終了です!

登録識別情報等通知書

登録識別情報等通知書

いかがでしたでしょうか?

以上が一時抹消登録手続きを自分でやる場合の一通りの手順となります。

そこで、これまで見てきた手続きをもう一度簡単にまとめてみます。

一時抹消登録手続きのまとめ

<用意する書類>

・車検証

・印鑑証明書

・ナンバープレート前後2枚

・登録識別情報等通知書を陸運局で発行してもらう。

(※)この書類は後日再登録する際に必要となる大切な書類です。しっかり保管しておいてください。

 

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ご覧いただきありがとうございました。

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