車を廃車するとき任意保険を継続するにはどうすればいい?

車廃車任意保険継続

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このページのポイント
・車を廃車したと同時に別の車に乗る場合は、任意保険の「車両入替(しゃりょういれかえ)」の手続きをします。

⇒⇒⇒任意保険:「車両入替」の手続き

・車を廃車してからしばらくは車に乗らないけれど、またそのうちに車に乗れるようにするには、任意保険の「中断証明書」の発行手続きをします。

⇒⇒⇒任意保険:「中断証明書」の発行手続き

いずれの手続きも、代理店か保険会社に連絡すればすぐにやってくれます

Mr.乱視
みなさんお元気ですか、Mr.乱視です。
question豚子
またお会いしましたね、question豚子です。
Mr.乱視
このページは、車を廃車したときに任意保険を継続する話です。

他のページと同じように、みなさんには話のイメージをつかんでいただく感じで、リラックスして読み進めていただきたいと思います。

最後にもう一度<まとめ>をしますので、安心してお付き合いください。

question豚子
任意保険というのは自動車保険のことですね。
Mr.乱視
そうです。普通「任意保険」という言い方をする場合は、その一方に「強制保険」があることを意識している場合が多いと思います。
question豚子
「強制保険」は車検の期間をカバーする形で法的に加入が義務付けられている自賠責保険(自動車賠償責任保険)のことですね。
Mr.乱視
ところが、その自賠責保険には対人の補償しかなく、補償金額も制限されているので、どうしても任意保険(自動車保険)に加入しておかないと、イザという時、莫大な賠償額を背負ってしまうことになりかねないんです。
question豚子
任意保険には対人・対物・人身という補償がついているし、補償の額も強制保険より大きいですからね。
Mr.乱視
そこで、このページでは、車を廃車にした時、任意保険を継続するにはどうしたらいいか、というテーマについてお話します。
question豚子
ごめんなさい。その前に、確か強制保険(自賠責保険)の方は、車が廃車になったら保険の方もお終いになるんですよね。
Mr.乱視
そうです。強制保険は車そのものにつける保険なので、車が解体されてこの世に存在しなくなったら、そこで役目を終えます。
question豚子
その一方、任意保険の方は、車が何台入れ替わっても「継続」して使える保険ということでしょうか?
Mr.乱視
その通りです。

わたしの任意保険は、現在トヨタのプレミオの保険として使っていますが、プレミオの前はルノーのトゥインゴという車でした。

車は入れ替わりましたけど、同じ保険を使っています。

question豚子
等級(無事故割引)を引き継いでくれますからね。
Mr.乱視
そうなんですね。

わたしの場合、車を入れ替えた時点では15等級まできていました。

その時点でいったん保険を切らしてしまっていたら、また6等級から新規加入しなければなりませんでした。

そうなると元の15等級に戻すのに丸9年かかることになっていたんです(しかもその9年間無事故で)。

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任意保険:「車両入替」の手続き

question豚子
それで廃車のケースですけど、車を廃車にして、あいだを置かずにすぐ別の車に乗り続ける場合、これはごく普通に行われている「車両入替」の手続きになりますね。
Mr.乱視
はい。任意保険の証書に車両の情報が入っていますが、その車両情報の部分を、廃車した車から新たに乗り替える車の情報に更新する手続きです。
question豚子
これって、誰かが勝手にやってくれるんじゃないんですね?
Mr.乱視
そこです、トン子ちゃん!

ディーラーさんに車を下取りしてもらう場合でも、車買取店で買い取ってもらう場合でも、廃車専門業者に廃車手続きを丸投げした場合でも、他の手続きは業者さんが代行してやってくれますけど、任意保険の手続きだけは自分でやらないといけないんです

question豚子
ここは注意点ですね。大事な点です。
Mr.乱視
とは言うものの、わたしたち任意保険の加入者が実際にやることは、代理店か保険会社に連絡することだけです。

今度車を廃車にして新しい車に乗り替えるんですけど、何をすればいいですか?

と電話すれば、後は代理店や保険会社の人がやってくれます。

question豚子
ただ、一応、何か用意する書類とかありますよね。
Mr.乱視
新たに乗り換える車の車検証(自動車検査証)だけです。
車検証(自動車検査証)

車検証(自動車検査証)

question豚子
あんがい簡単ですね。

あとはタイミングです。

代理店や保険会社にどのタイミングで連絡すればいいですか?

Mr.乱視
新たに乗る車をディーラーとか中古車ショップのような車屋さんで購入する場合は、車検証が出来上がった段階で代理店か保険会社にファックスしてもらってください。

というのも、車検証というのは納車日より前に出来上がるものだからです。

もちろん、あらかじめ代理店か保険会社のファックス番号を車屋さんに伝えておくことが必要です。

question豚子
友人から譲り受けた車の場合は?
Mr.乱視
友人から譲り受けてまだ車検証の名義が友人のままである場合は、まずは、その車検証を代理店か保険会社にファックスするかコピーを渡すか、することになります。

そのケースでは、代理店か保険会社の人が、車検証の下のところに「今は他人の名義になっているけど実態上の所有者はわたしです」というような内容の文面を書くように、アドバイスしてくれますから安心です。

「この通りに書いて」と具体的な文面をズバリ教えてくれます。

もちろん後日、車検証の名義変更手続きをして、その車検証のコピーを代理店・保険会社に提出してください。

question豚子
車検証がすでに名義変更されている場合は、車屋さんのときと同じようにすればいいわけですね。
Mr.乱視
そういうことです。
question豚子
ただ、こんな風に車を入れ替える時にわたしが心配になるのは、たとえば、前の車をすでに廃車に出して、もう新しい車に乗り始めてしまっていて、「そうだ、任意保険の手続きをしないと」とすぐに気づいた場合はいいけれど、事故を起こしてしまってから、「そうだ、まだ任意保険の車両入替手続きをしていなかったんだ」と気づいたとしたら、困りますよね。怖いですよね。
Mr.乱視
30日以内なら大丈夫です。

車両入替の手続きをうっかり忘れていて事故を起こした場合でも、その事故を起こした車の車検証に記載された「登録年月日/交付年月日」から30日以内に起こした事故であれば、後追いで車両入替の手続きをすることで、ちゃんと任意保険の補償が受けられるんです。

車検証「登録年月日/交付年月日」

車検証「登録年月日/交付年月日

question豚子
あれまぁ!そんな魔法のような方法があるんですね。
Mr.乱視
どの会社の任意保険にも自動付帯でついています。

会社によって微妙に名称は異なりますか「車両入替に伴う自動担保特約」といった名称の特約が、どの保険会社の任意保険にも組み込まれているんです。

question豚子
普通、知りませんよね。わたしも初耳です。
Mr.乱視
代理店や保険会社からすると、あえて宣伝するようなものではないからです。

だって、こういうことを大々的にお知らせしたら、お客さんは安心してしまって、車を入れ替えてもすぐに連絡してこない事態が予想されるじゃないですか。

それでもし30日過ぎてしまってから事故を起こしたりしたら、本来お客さんを救済する意味で作った特約なのに、反対にお客さんに不利益を与える結果にもなりかねません。

30日間ですから。

それを過ぎるとダメですから。

question豚子
そうかもしれませんね。安心しちゃって、連絡しないかも。
任意保険:「車両入替」のまとめ

<ディーラーや中古車ショップ等で車を購入する場合>

・業者は手続きを代行してくれないので自分から代理店・保険会社に連絡する

・できれば車が納車される前に「任意保険の車両入替手続きをお願いします」と依頼しておく

事前に連絡しておけば、代理店・保険会社では、新しい車の車検証の名義は誰になるか、車は普通の乗用車かなど、「車両入替」が可能かどうか確認できます。

新たに乗る車の車検証上の名義が他人名義であったり、自家用⇒営業用であったりした場合は「車両入替」ができないこともあります。

・代理店・保険会社に連絡すると「新たに乗る車の車検証を用意してください」と言われるので、車検証が出来上がったら連絡すると答えておきます。

車検証(自動車検査証)

車検証(自動車検査証)~1枚~

この時、代理店か保険会社のファックス番号を確認しておき、車検証が出来たらそのファックス番号に送ることを伝えておくとスムーズに事が進みます。

というのも車検証は納車日前に出来上がるものだからです。

代理店か保険会社にファックスする場合、車屋さんに依頼して直接送ってもらうといいですよ。もちろんその場合でも、あなたから確認の電話を代理店・保険会社に入れてください。

よく動いてくれる代理店の場合は、こちらから車屋さんの電話番号を教えれば、代理店が車屋さんと連絡を取り合い、車検証が出来上がり次第ファックスを入手し、車両入替書類を作成して、あなたのところに来てくれます。

通販型保険会社の場合は、あくまでもあなたが車検証を送ることになりますが、しかしオペレータは一つ一つ丁寧に教えてくれるので困ることはないです。

・車検証を入手した代理店・保険会社は、必要事項を打ち込んで車両入替書類を作成し、あとはあなたがサインするだけの状態にし、直接あなたのところを訪れるか、郵送で送ってくるか、いずれかになります。

・代理店・保険会社が直接訪問してきた場合はその車両入替書類にサインします。

・車両入替書類が郵送で送られてきた場合は、車両入替書類にサインして返送します。

・後日「車両入替」手続きの証明となる書類が郵送で届くので、車検証入れの中などに保管してください。

これで終わりです。

「車両入替」の証明となる書類はハガキに必要事項が記入されたものであることが多いです。希望すれば正式な証券形式で発行してもらうことも可能です。

なお、上記の説明のように「車両入替」では通常新たに乗る車の車検証さえ用意すれば事足りるのですが、保険会社によっては別途書類を用意するよう言われることもあります(自賠責保険の証書など)。

「車両入替」では入替前後の車の車種等によって、保険料が還付されるケースと保険料の追徴が必要なケースがあります。

たとえば、大型車から軽自動車に入れ替える場合、保険料の還付が発生します(年払い・一括払いの場合)。

反対に、軽自動車から大型車に入れ替える場合は、保険料の追徴(追加)が必要になります。追加となる保険料は、年払い・一括払いの場合は一括で支払い、月払いの場合は一括払いか月払いを選択できます。


友人から車を譲渡してもらった場合で、まだ車検証の名義が友人のままである場合

・新たに乗る車の車検証上の名義が他人名義(友人の名義)になっている場合は、まず陸運局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)で名義変更の手続きが必要です。

・車検証上の「所有者」欄が自分の名義になった段階で、代理店・保険会社に連絡し、車両入替の意思表示をして、新たに乗る車の車検証を提出します。

・車検証を入手した代理店・保険会社は、必要事項を打ち込んで車両入替書類を作成し、あとはあなたがサインするだけの状態にし、直接あなたのところを訪れるか、郵送で送ってくるか、いずれかになります。

・代理店・保険会社が直接訪問してきた場合はその車両入替書類にサインします。

・車両入替書類が郵送で送られてきた場合は、車両入替書類にサインして返送します。

・後日「車両入替」手続きの証明となる書類(ハガキなど)が郵送で届くので、車検証入れの中などに保管してください。

これで終わりです。

「車両入替」の証明となる書類はハガキに必要事項が記入されたものであることが多いです。希望すれば正式な証券形式で発行してもらうことも可能です。

なお、上記の説明のように「車両入替」では通常新たに乗る車の車検証さえ用意すれば事足りるのですが、保険会社によっては別途書類を用意するよう言われることもあります(自賠責保険の証書など)。

「車両入替」では入替前後の車の車種等によって、保険料が還付されるケースと保険料の追徴が必要なケースがあります。

たとえば、大型車から軽自動車に入れ替える場合、保険料の還付(戻り)が発生します(年払い・一括払いの場合。月払いでは発生しない)。

反対に、軽自動車から大型車に入れ替える場合は、保険料の追徴(追加)が必要になります。追加となる保険料は、年払い・一括払いの場合は一括で支払い、月払いの場合は一括払いか月払いを選択できます。

<緊急回避的救済策もあります>

・友人などから譲り受けた車で車検証上の名義が友人のままである場合は、本来、上記のようにまずは名義を自分のものに変更してから「車両入替」の手続きを行います。

・しかし、さまざまな事情で陸運局(軽自動車検査協会)ですぐに名義変更の手続きをする余裕がない場合、緊急避難的にまずは「車両入替」手続きをしておき、後日、車検証の名義変更をしてその車検証を正式に提出する、という方法もあります

・あまり推奨するやり方ではないので、ネットなどにはほとんど紹介されていませんが、実務の世界では普通に行われています。

・そのやり方ですが、代理店・保険会社の言う通りにやるだけです。

・具体的には、車検証の下の空欄に「今は他人名義だが実態上の所有者は自分である」という内容の一筆を入れます。

代理店・保険会社の人が「この文面で書いて」とズバリそのままの文面を用意してくれるから心配いりません。

・その車検証を提出すれば、後日、「車両入替」手続きが終了したことを証明する書類(ハガキなど)が郵送で届きますので、車検証入れの中などに保管しておいてください。

言うまでもなく、後日、友人の名義になっている車検証を自分の名義に変更し、それを代理店・保険会社に提出してください(ここまでやって手続きが完了)

任意保険:「中断証明書」の発行手続き

中断証明書

中断証明書(会社により違います)

Mr.乱視
今度は、車を廃車に出したら、しばらくのあいだ車に乗らずにいて、また数年してから乗るかもしれないという場合に、任意保険を冷凍保存しておく方法です。
question豚子
廃車した時点の任意保険の内容(無事故割引)をその時点の状態のまま保存しておくと言うことですね。
Mr.乱視
そうなんです。10年間冷凍保存できます。

それが「中断証明書」と呼ばれるものなんです。

たとえば廃車の時点で無事故割引が15等級の場合、この任意保険をいったん切らしてしまうと、次回新規加入するときは6等級スタートとなり、15等級に回復するのに丸9年かかってしまいます(しかも9年間無事故で)。

こういうことではもったいないので、「中断証明書」を発行し、また数年後に車に乗るときにこの保険を解凍して使用するわけです。

自動車保険の等級は1等級から20等級まであります。等級に応じて保険料が割引・割増されます。初めて自動車保険に加入する場合は原則6等級からスタートします。1年間事故がなければ翌年は1等級上がりますが、事故で保険を使うと原則3等級ダウンします。
question豚子
それで、「中断証明書」ってお金はかかりませんよね。
Mr.乱視
無料です。
question豚子
それなら、迷うことなく発行してもらっておいたほうがいいですね。
Mr.乱視
まったくその通りです。

高齢で、免許証も返納して、今後絶対に車を運転することはないという人でも、家族がいる場合は、その家族が後々車に乗るときに使えるので、迷うことなく「中断証明書」を発行してもらってください。

question豚子
手続きはどうするんですか?
Mr.乱視
代理店か保険会社に連絡してください。

今度車を廃車に出すんですけど、任意保険の中断証明書を発行してくれますか?

と依頼してください。

そうすれば、担当者があなたの事情を聞き取りしてから、あなたの場合に必要な書類をリストアップしてくれます。

question豚子
具体的に、どんな書類ですか?
Mr.乱視
契約者の側は「任意保険の証券」と「廃車・譲渡をしたことを証明する書類」を用意します。

代理店・保険会社から「中断証明書発行依頼書」というのが送られてきますから、これに必要事項を記入し(エンピツで書き込む箇所を丸してくれるはず)、上の2つの書類と一緒に返送します。

自動車保険証券

自動車保険証券(会社により違います)

登録事項等証明書

登録事項等証明書(廃車の証明書)<※>こういう書類がなくても車を売却した会社名・住所などを記入するだけでOKの場合もあります。

中断証明書発行依頼書

中断証明書発行依頼書(会社により違います)<※>必要な記入箇所を付箋かエンピツなどで案内してくれるので安心です。

question豚子
代理店の人が直接来てくれればいいんですけどね。
Mr.乱視
来てくれると思いますよ。

代理店さんに直に教えてもらうのが一番心強いかもしれませんね。

ただ通販型保険のオペレーターはどの保険会社の人もとても親切で、やさしく丁寧に教えてくれますよ。

困ることはまずないはずです。

保険会社に必要書類を送れば、そこから2,3週間で「中断証明書」が郵送で送られてきます。

大切に保管しておいてください。

question豚子
たとえば、その後5年くらいしたところで、また車に乗りたいときには、どんな手続きが必要ですか?
Mr.乱視
中断証明書」と新たに乗る車の「車検証」と「認印」があれば契約できます。

加入する保険会社は必ずしも中断前の会社でなくてもOKです。

当然、15等級で冷凍保存していた場合は15等級からスタートです。

ただし、最近の自動車保険はちょっと複雑になっていて、中断前の契約の保険始期日とか事故で保険を使っていた場合とかで若干等級が前後するケースもあります。

ですが15等級だったものは15等級からスタートするのが原則です。

question豚子
わたし今思ったんですけど、事故で保険を使っていて、たとえば3等級の場合だってありますよね。

そういう場合は、何も好き好んで「中断証明書」を発行してもらう意味なんてないですね。

Mr.乱視
そうなんです・・・というか、そもそも「中断証明書」は7等級以上であることが発行の条件です。

新規に任意保険に加入する場合は6等級からスタートするので、少なくとも7等級以上なければ「中断証明書」を発行する意味がないわけです。

question豚子
そういうことか。
任意保険:廃車に伴う「解約」と「中断証明書」のまとめ
・「中断証明書」の発行条件は<7等級以上であること>と<車を手放していること>の2つ

(※)家のガレージで保管している場合は「中断証明書」は発行できません。業者に売却したり友人に譲渡していないと対象外になります。

10年間任意保険を「冷凍保存」できる

無料で発行できる

・中断後に保険を再開するときは別の保険会社でもOK

・車を手放すケースでは、迷いなく発行を依頼すべき

(※)発行した「中断証明書」を結局使わなかったとしてもペナルティー等はない

・できるだけ車を手放す前に代理店・保険会社に連絡し、手順や必要書類などを確認しておく

・必要になる書類は原則3点で、「任意保険の証券」と「廃車・譲渡をしたことを証明する書類」と「中断証明書発行依頼書

(※)「廃車・譲渡をしたことを証明する書類」ですが、実務の世界では正式な書類がなくても車を引き取ってもらった会社名と住所でOKな場合が多いです。

(※)「中断証明書発行依頼書」は書き込むところが多いように見えるけれど、代理店・保険会社がわかりやすく教えてくれるので心配無用です。

(※)よく動いてくれる代理店さんなら直接自宅や職場に来て手続きしてくれるでしょう。通販型自動車保険だと電話での対応になりますが、しかしどの会社のオペレーターもとても親切で丁寧に教えてくれるので困ることはないです。

より厳密な話をすると、廃車の際に「中断証明書」を発行してもらうには、先に廃車に出しておかなければなりません。

たとえば、思い入れのある車だからと自宅のガレージに保管しておき、自分の頭の中では「廃車」という認識でいても、これでは「中断証明書」は発行できません。(※)ただし、海外出張とか妊娠などで、車は家のガレージに保管してあるけれど、一定の期間が過ぎたらまた乗ることになる、というケースは、例外的に「中断証明書」の発行が認められています。

それから、家族の車を売却してその車に付けていた任意保険が空いたからその保険に加入した、というのであれば、残った任意保険に対して「中断証明書」を問題なく発行できます。

また次のようなケースでも「中断証明書」は発行できます。

もう車に乗らなくなったから任意保険を解約した。しかし車は手放すのが惜しくて家のガレージにある。その後8ヶ月ほどしてから観念して車を廃車に出した。そこで保険会社に連絡して「中断証明書」の発行を依頼した。

これはOKなんです。

なぜなら、「中断証明書」は、任意保険の「解約日」あるいは「満期日」から13ヶ月以内なら発行可能だからです。(※)保険会社によって期間が異なる場合があります。

とはいえ、どうせなら、車を廃車に出す⇒任意保険を解約し同時に「中断証明書」の発行を依頼する、この流れがベストだと思います。

いずれにしても、こうした手続きの詳細に関しては、代理店や保険会社の人が親切に教えてくれますから何の心配も要りません。

実際のところ、実務の現場では、「任意保険を解約したいんですけど」と連絡すれば、必ず、「中断証明書というものを発行できますが、どうしますか?」と訊いてきます。こういう対応が顧客対応マニュアルに組み込まれているんです。

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ご覧いただきありがとうございました。