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【記事丸わかり】
⇒⇒【新型モンキ−125】2025年モデルが2024年7月に発売予定。2018年発売開始以来初めての外観変更。モンキー125購入予定の方 |
モンキー125大解剖:二人乗り・危ない・最高速・通勤・積載・おじさん・後悔を検証!
ホンダ・モンキー125:HONDA
モンキー125といえば、小柄なフレームとレトロなデザインで、多くのバイク愛好者を魅了しています。しかし、見た目だけではなく、性能や使い勝手にも注目が集まる一台です。
今回の記事では、このバイクに焦点を当て、多角的な特徴を詳細に検証します。二人乗りは可能なのか、最高速度はどれくらいなのか、通勤に使えるのか、積載能力はどうなのか。さらに、よく見られる「おじさんライダー」や「後悔した」といった声も分析します。
購入を検討している方、すでに所有しているが更なる情報を求めている方、あるいは単純にこのバイクに興味を持っている方へ、多面的な情報を提供できればと考えています。
どんなバイク?
スペック
モンキー125のスペック(主要諸元)を以下にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
車名・型式 | ホンダ・8BJ-JB03 |
フレーム形式 | バックボーン |
全長×全幅×全高 (mm) | 1,710 × 755 × 1,030 |
最低地上高 (mm) | 175 |
シート高 (mm) | 776 |
エンジン種類 | 空冷4ストロークOHC単気筒 |
総排気量 (cm³) | 123 |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 6.9[9.4]/6,750 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 11[1.1]/5,500 |
燃料タンク容量 (L) | 5.6 |
乗車定員 (人) | 1 |
トランスミッション形式 | 常時噛合式5段リターン |
車両重量 (kg) | 104 |
燃料消費率 (km/L) |
|
最小回転半径 (m) | 1.9 |
価格
ホンダ・モンキー125の価格です。
440,000円(税込) |
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは「モンキー125大解剖:二人乗り・危ない・最高速・通勤・積載・おじさん・後悔を検証!」です。
検証するには材料が必要です。
まず、モンキー125に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- 積載性が無い
- 車に気付かれないことがある
- ABSユニットが取付けられたためシート下のスペースがほぼ無くなった
- JB03対応マフラーの少なさ
- 純正シートの足つきの悪さ
- ギヤの入りが悪い
- ギヤの入りが悪い
- 昼間は液晶メーターが見えない
- バックミラーが見えにくい
- ロービームの明るさが不足している
- 1速に入れようとするとギア抜けが起きる
- 原付2種の制限が走りの楽しさを制限する
- 積載性が低い
- 価格が125ccと考えるとやや高額
- 高速道路に乗れない
- 1速がもたつくと感じる。
- 5速60km以上で不快なエンジン音が聞こえる。
- シートが横にワイドで小柄な方はつま先立ちになる可能性がある。
- 価格が44万円と高め。
- スポーツ走行には向かない。
- ウインカーの節度が心許ない。
- ヘルメットホルダーが使いにくい。
- 体格の大きい人にはリアサスのスプリングレートが弱いかも。
- 直進時にタンクがグリップしにくい。
- 悪路は得意ではない。
- 細かな製造品質は熊本製作所製のAB27モンキーに劣る。
- 長い登りはエンジン高回転キープで少し辛い。
- サスペンションが柔らかすぎて、リアだけでも交換した方がよいかも。
- 価格が少し高い。
- スタート時のクラッチミートに気を使う。
- 5000~7000rpmで振動が増加。
- 最高速度は80km/h程度と遅め。
- 路面の凸凹でリヤサスがボトムし、車体が暴れることがある。
- ABS無しの新車価格が45万円程度と高価。
- 狭い場所やフラットダートで取り回しに不安。
- サスペンションが柔らかすぎる。
- シートはボルト止めで外すのが面倒。
- ヘッドライトが暗い。
- 積載能力がない。
- KSRと比べて走りがもっさり。
- ブロックタイヤでロードノイズが大きい。
- 車載工具が六角ナットのみ。
- フロントサスペンションが特にふわふわ感が強い。
- 積載性が低い。
- リアキャリアの追加が必要。
- 原二で40万オーバーと高価。
- 走る以外の時はリュックが必須。
- 負けられない戦いではパワーが不足。
- 個性を出すには追加費用が必要。
- ライトが暗い。
上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
モンキー125のレビュー内容から見える主要なポイントは以下の通りです。
性能・操作性
- ギアの入りが悪く、1速でギア抜けが発生するという問題が指摘されています。
- サスペンションが柔らかすぎるため、リアサスのスプリングレートが弱い可能性がある。
- 最高速度が80km/h程度と遅く、体感的にもスタートや登坂が辛いとの声が多い。
- エンジンの振動が5000~7000rpmで増加し、エンジン音も不快とされています。
視認性・照明
- 昼間は液晶メーターが見づらい。
- バックミラーの視認性が悪く、ロービームが暗い。
使い勝手
- 積載性が低く、リアキャリアの追加が必要。
- シートが足つきが悪い、特に小柄な人にはつま先立ちになる可能性がある。
- ウインカーやヘルメットホルダー、車載工具の使い勝手が不評。
価格
- 125ccクラスとしては価格が高く、追加のカスタマイズにも費用がかかる。
その他
- 走りの楽しさが原付2種の制限で制限されている。
- 高速道路使用不可、製造品質についても疑問が提起されています。
以上の要点から、モンキー125は操作性や性能、照明、使い勝手、価格に関して多くの改善点が指摘されています。積載性の低さや価格の高さ、視認性の問題など多角的な観点での課題が見られます。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、モンキー125に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- 燃費が良い
- 小回りが効く
- 軽快に走る
- 街乗りで流れに乗れる
- メタリックを多用したレトロなデザイン
- 小さくて可愛い
- シートもふかふかで長時間乗ってもお尻に優しい
- 長めのツーリングも出来る
- 静かなエンジン音と排気音
- 車体も軽くて取り回しも楽
- 静かなエンジンと排気音
- フカフカなシートで乗り心地が良い
- デザインが良い
- サイズ感と機動性が良い
- 軽快な走り感
- 燃費が良い
- 乗り心地が楽しい
- Fサスがしっかりと踏ん張る
- 維持費が低い
- カスタムパーツが豊富
- 取り回しや保管が簡単
- 北海道ツーリングもこなせる
- レトロで可愛らしいデザイン。
- 低中速トルクが扱いやすい。
- 5速の55km前後での走行が非常に快適。
- シートが極上でふわふわ。
- 前後サスが柔らかめで乗り心地が良い。
- 取り回しが容易。
- 燃費が非常に良い。
- JB03エンジンがロングストローク化されていて、トルクもあり振動も少ない。
- 静粛性が高い。
- 12インチタイヤと現代のフレームで走行安定性が良い。
- どこまでも延々と楽しく走れる原付2種のレジャーバイクとして完成度が高い。
- 60km/lくらい走るので燃費が良く、お財布に優しい。
- 乗り心地重視で柔らかめの設定。
- 軽くて取り扱いしやすい。
- デザインが50ccのモンキーの雰囲気を残しつつ、格好良さも取り入れている。
- シートが大きくて厚みがあり、乗車姿勢も前傾が少なく楽。
- デザインが可愛く、質感が良い。
- 低速でのトコトコとしたエンジン性能が好印象。
- ブレーキ性能は安定している。
- リラックスしたライディングポジション。
- 燃費が60-70km/Lと非常に良い。
- 350kmのツーリングでも疲れにくい。
- 社外品のリヤサスで乗り心地が改善。
- 取り回しは総じて楽。
- 中古車価格であれば2/3程度の費用。
- シートがふかふかで快適。
- 燃費が50km/L以上と優れている。
- 高級感のある見た目。
- 軽くて取り回し易い。
- デザインがかわいい。
- パワー感があり疲れにくい。
- 4速ギアでも不満なし。
- 純正マフラー音が良い。
- カスタムパーツが多数存在。
- 長距離も快適に走れる。
- 購入後1年半で3万キロを突破。
- 乗車姿勢が楽。
- 財布に優しい燃費。
- メッキパーツの質感が高い。
- デザインが素晴らしい。
- リッター72kmという驚異の燃費。
- 乗り心地が良い。
- お尻が痛くならないシート。
- 豊富なカスタムパーツがあり。
- 通勤からツーリングまで使える。
- リッター60km以上の良い燃費。
- 5速で燃費が良く、振動が少ない。
上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
モンキー125に関するこれらのレビューから、いくつかの重要な点が抽出できます。
- 優れた燃費性能:多くのレビューで60km/L以上と非常に高い燃費が報告されています。
- 乗り心地と快適性:シートのふかふかさやサスペンションの柔らかめの設定により、長時間の乗車や長距離ツーリングでも疲れにくいとされています。
- デザインと質感:メタリック要素やメッキパーツを多用したレトロでかわいいデザインが評価されています。
- 機動性と取り回しの良さ:車体が軽く、小回りが効くため、街乗りでも非常に取り回しが容易であるという評価が多い。
- 走行性能:低中速トルクが扱いやすく、Fサスがしっかりと踏ん張ることで、安定した走行が可能であるとされています。
- 静粛性:エンジン音と排気音が静かであり、乗る人にとって快適な音環境を提供しているという評価があります。
- カスタムの可能性:豊富なカスタムパーツが存在するため、個々の好みに応じたカスタマイズが可能です。
- 維持費の低さ:高い燃費と低い維持費が経済的にも好評で、中古車価格も比較的手頃であると報告されています。
- 多目的性:通勤からツーリングまで多様な用途で使えるという評価があります。
燃費が良く、乗り心地が快適で、デザインが魅力的、といった評価が多数見られます。
「二人乗り」「危ない」「最高速」「通勤」「積載」「おじさん」「後悔」を重点的に分析
この記事のテーマは「モンキー125大解剖:二人乗り・危ない・最高速・通勤・積載・おじさん・後悔を検証!」というものです。
テーマの重点項目である「二人乗り」「危ない」「最高速」「通勤」「積載」「おじさん」「後悔」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
二人乗り | ※各種レビューには「二人乗り」への言及はほぼありませんでした。実際にタンデム走行している人は少ないと思われます。一人乗り専用で使用しているケースがほとんどなのでは。 |
危ない |
※レビューではブレーキ性能や走行安定性が高いという声が多く、見た目と違って比較的安全性は高いかもしれません。ただし、物理的問題として、確かに小さいので、車に気づかれにくいことは確かにありそうです。 |
最高速 | 最高速度は80km/h程度と遅め ※具体的な数値としては「80km程度」という声が一部ありました。速さはあまり期待しない方がいいと思います。 |
通勤 | ※燃費が良く、維持費が低いため通勤にも適していると言えそうです。 |
積載 |
※リアキャリアを追加するか、常時リュックを背負うか、それなりの工夫が必要だと思います。 |
おじさん |
※おじさん世代には昔のモンキーへの郷愁があります。また、価格もやや高めなので、これを購入できるのは経済力があるおじさん世代となる可能性もあります。いずれにしても、世代を超えた人気があり、誰が乗っても似合うバイクだと思います。 |
後悔 | ※ギアの入りが悪い、シートの足つきが悪い等、後悔するポイントがいくつか存在する可能性がありますが、デザイン、燃費、乗り心地など多くの点で高評価なので、買って後悔することは少ないと考えられます。足つき性は事前にまたがって確認するのが必須です。 |
レビューサイトの平均評価点のご案内
モンキー125が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はバイク選びにはあまり参考になりません。
バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。
※2023年10月15日時点
上記平均評価点の分析結果
モンキー125のレビューサイトにおける評価は、全体として高い点数がつけられていることがわかります。具体的には、みんカラが4.82点、価格コムが4.56点、ウェビックが4.01点と、各サイトで5点満点中4点以上の評価がされています。※3サイトで4点以上のバイクは希少です。
みんカラは、一般の車やバイクユーザーが多く、日常使用や趣味での使い心地を重視したレビューが多い場所です。ここでの4.82点という高評価は、多くの一般ユーザーがモンキー125に高い満足度を感じている証拠です。
価格コムは、価格比較や商品情報が中心のサイトで、購入を検討している層や実際に購入した後のユーザーが多いです。4.56点という評価は、コストパフォーマンスや機能面での評価も高いことを示しています。
ウェビックは、バイク専門のオンラインショップであり、こちらのユーザーはバイクに詳しいとされています。4.01点と他よりやや低めですが、この数字もまた高評価であり、専門的な視点からもモンキー125は一定の評価を受けています。
これらの点を総合すると、モンキー125は一般ユーザーから専門家まで幅広い層に受け入れられている高評価なバイクであると言えます。評価がサイトによって多少異なるのは、各サイトの利用者層や嗜好、求めるポイントが異なるためと考えられます。しかし、どのサイトでも4点以上と評価されていることから、多くの面でバランスの良い性能と魅力を持っていることが明らかです。
ライバル車とその特徴
モンキー125のライバル車は、他社には存在しません。ライバルと呼べるモデルは、同じホンダのダックス125とグロムでしょう。これは後ほどご紹介します。
中国のCF MOTOが2023年に新たにリリースした「パピオXO-1」は、前後12インチホイールの126ccモデルで、各種報道ではモンキー125のライバルとなるだろうと言われています。しかし、2023年10月時点で、まだ日本未導入です。
何も紹介しないのもさみしいので、カワサキの小さいのをご案内します。
車名 | 特徴 |
---|---|
Kawasaki Z125 Pro |
⇒⇒レビュー記事 |
どんな人におすすめ?
モンキー125がおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 理由 |
---|---|
都市生活者 | 狭い都市の道でも取り回しが容易であり、小型で駐車スペースも取らない。 |
初心者ライダー | 操作がシンプルで扱いやすい。 |
レトロバイク愛好者 | モンキー125はクラシックなデザインであり、レトロなスタイルを楽しむことができる。 |
短距離通勤者 | 燃費がよく、近距離での移動に便利。 |
アウトドア派 | コンパクトなサイズで輸送が容易、車に積み込み、キャンプなどのアウトドア活動にも適している。 |
ですが、レビューを見ると、ツーリングに出かけている人もけっこういるようです。交通量が多い道路は危険ですが、まばらな道路なら遠乗りも楽しめるバイクだと思います。
モンキー125に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないHondaの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないHondaの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
グロム |
⇒⇒レビュー記事 |
ダックス125 |
⇒⇒レビュー記事 |
まとめ
「モンキー125大解剖:二人乗り・危ない・最高速・通勤・積載・おじさん・後悔を検証!」のテーマで解説してきました。
記事を通じて、モンキー125に関する様々な側面を掘り下げてきました。否定的・肯定的なレビューに基づき、性能や操作性、視認性、使い勝手、価格など、多角的に分析を行いました。さらに、二人乗りや通勤、積載能力といった具体的な用途も検証しました。
モンキー125は、見た目の魅力だけでなく、多くの面で実力を備えたバイクです。しかし、全ての人にフィットするバイクではないので、特性を理解し、ご自分のニーズに合わせて選ぶことが重要です。たとえば、マニュアルミッションは苦手と言う人には、ダックス125という選択もあります。
この記事が、あなたのバイク選びに少しでも参考になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。