目次
【記事丸わかり】
 カワサキZ900は、パワフルなエンジン、優れたハンドリング性能、そしてスタイリッシュなデザインで多くのバイク愛好者から高い評価を受けています。 ⇒⇒カワサキZ900・50th Anniversary 試乗インプレッション 火の玉よりも3倍速い!? ヘリテイジな弟分より圧倒的にスポーティ!  | 
【海外の評価】カワサキ・Z900(Kawasaki Z900):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
Kawasaki Z900:Kawasaki Motors
Kawasaki Z900は、魅力的なデザインと高性能なエンジンで、バイク愛好者の間で話題のバイクです。
同じカワサキブランド内のZ1000やZ900RSと競合している面もあり、好き嫌いが激しいところもありますが、オーナーさんの評価はとても高いバイクです。
この記事では、海外メディアのレビューを交えて、Z900の特徴や評価を詳しく紹介します。エンジン性能、ハンドリング、デザイン、快適性など、さまざまな観点からZ900を評価します。
さらに、競合他車との比較も行い、Z900がどのように他のバイクと一線を画しているのかを解説します。
どんなバイク?
カワサキZ900は、川崎重工業が製造販売している大型二輪車で、Zシリーズのミドルサイズのオートバイとして知られています。
Z900は、Z750やZ800といった先代モデルから排気量を増やしながら進化してきました。
ネイキッドのストリートファイター
カワサキZ900は、ミドルクラスのネイキッドバイクで、ジャンルとしてはストリートファイターに分類されます。
ストリートファイターは、カフェレーサーをベースに、アグレッシブなデザインと高い運動性能を追求したバイクのことです。
Z900の基本情報
(発売当初のデータ)
2017年に世界デビューしたZ900は、948ccの4ストローク水冷並列4気筒エンジンを搭載しており、最高出力は92kW(125ps)/9500rpmです。
車両重量は210kgで、日本国内価格は95万400円です。
Z900は、Z1000の排気量1043ccからボアを77cmから73.4cmにしたことで、排気量を948ccにしています。
フレームとサスペンション
Z900のフレームは、先代のZ800のバックボーン式からトレリスフレーム式に変更されています。
フロントサスペンションは倒立テレスコピック式を採用しており、後ろはスイングアーム式です。
フロントブレーキはラジアルマウント式ではなく、アキシャルマウント式を採用しています。
派生車種:Z900RSとZ900RS Cafe
Z900RSは、Z900をベースに、往年のカワサキの名車であるZ1のスタイルを模したネオクラシックモデルです。丸目ヘッドライトやダブルシート、ティアドロップタンクなど、Z1を彷彿とさせるデザインが特徴です。
Z900RS Cafeは、Z900RSにビキニカウルを装備したカフェレーサー風モデルです。
※日本二輪車文化協会は、2018年12月19日に第1回日本バイクオブザイヤー2018にZ900RSを選んだと発表しました。昔ながらのスタイルと最新技術を兼ね備えた性能などが一般投票や選考委員から高い評価を得ました。
メーカーの記述
カワサキの公式ページでは、Z900を次のように紹介しています。
コンセプトである「エキサイティング&イージー」な走りとスーパーネイキッドZシリーズが持つアグレッシブな「Sugomi」デザインを合わせ持つZ900。鋭いスロットルレスポンスで力強く吹け上がる並列4気筒エンジンにKTRCとパワーモードを組み合わせたインテグレーテッドライディングモード、TFTカラー液晶メーター、スマートフォン接続機能、全灯LEDといった多数の先進装備を採用することにより、リニアに反応するエンジン特性と優れた操作性を発揮します。最大級の操る悦びをもたらすこのモデルは、ワインディングを駆け抜けるときに最もその真価を発揮します。
スペック
| 項目 | 詳細 | 
|---|---|
| 車名(通称名) | Z900 | 
| 型式 | 8BL-ZR900B | 
| フレーム形式 | ダイヤモンド | 
| 全長×全幅×全高 | 2,070mm×825mm×1,080mm | 
| 軸間距離 | 1,455mm | 
| 最低地上高 | 145mm | 
| シート高 | 800mm | 
| キャスター/トレール | 24.9°/ 110mm | 
| エンジン種類/弁方式 | 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ | 
| 総排気量 | 948cm³ | 
| 内径×行程/圧縮比 | 73.4mm×56.0mm/11.8:1 | 
| 最高出力 | 92kW(125PS)/9,500rpm | 
| 最大トルク | 98N・m(10.0kgf・m)/7,700rpm | 
| 始動方式 | セルフスターター | 
| 点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | 
| 潤滑方式 | ウェットサンプ | 
| エンジンオイル容量 | 4.0L | 
| 燃料タンク容量 | 17L | 
| 燃料供給方式 | フューエルインジェクション | 
| 乗車定員 | 2名 | 
| トランスミッション形式 | 常噛6段リターン | 
| クラッチ形式 | 湿式多板 | 
| 燃料消費率(km/L) | 
  | 
| ギヤ・レシオ 1速 | 2.692(35/13) | 
| ギヤ・レシオ 2速 | 2.058(35/17) | 
| ギヤ・レシオ 3速 | 1.650(33/20) | 
| ギヤ・レシオ 4速 | 1.409(31/22) | 
| ギヤ・レシオ 5速 | 1.222(33/27) | 
| ギヤ・レシオ 6速 | 1.034(30/29) | 
| 最小回転半径 | 2.9m | 
| カラー | メタリックファントムシルバー×メタリックカーボングレー | 
| 価格 | 1,166,000円(本体価格1,060,000円、消費税106,000円) | 
| 一次減速比/二次減速比 | 1.627(83/51)/2.933(44/15) | 
| 懸架方式 前 | テレスコピック(倒立・インナーチューブ径41mm) | 
| 懸架方式 後 | スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク) | 
| ホイールトラベル 前 | 120mm | 
| ホイールトラベル 後 | 140mm | 
| タイヤサイズ 前 | 120/70ZR17M/C (58W) | 
| タイヤサイズ 後 | 180/55ZR17M/C (73W) | 
| ホイールサイズ 前 | 17M/C×MT3.50 | 
| ホイールサイズ 後 | 17M/C×MT5.50 | 
| ブレーキ形式 前 | デュアルディスク 300mm (外径) | 
| ブレーキ形式 後 | シングルディスク 250mm (外径) | 
| ステアリングアングル(左/右) | 33°/ 33° | 
| 車両重量 | 213kg | 
| 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 
海外レビュー①:2023 Kawasaki Z900 Review
Scouts Outのレビューから。英語の動画です。下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。
| 項目 | 詳細 | 
|---|---|
| ダッシュボード | 高品質なTFTディスプレイ | 
| ハンドルバー | 快適で使いやすい | 
| 選択モード | スポーツ、雨、ライダーの3つのモードがある | 
| サスペンション | 調整可能なサスペンション | 
| パワーモード | 選択可能なパワーモード | 
| トラクションコントロール | トラクションコントロール機能がある | 
| ABS | ABS搭載 | 
| クラッチ | 柔らかいスリッパークラッチ | 
| ミラー | 機能的だが、デザインは好みが分かれる | 
| スタイル | 非常に魅力的なデザイン | 
| 乗り心地 | 快適で足がしっかりと地面につく | 
| エンジン | 強力な直列4気筒エンジン | 
| 走行感覚 | 軽量で機敏、非常に反応が良い | 
| シートの位置 | フロントタイヤに近い感じがする | 
| ハンドル位置 | 比較的高い位置にある | 
| 足の位置 | レースバイクのように高く、お尻のすぐ後ろにある | 
| シートの長さ | z650よりも前後に動きやすい | 
海外レビュー②:2017 Kawasaki Z900 | First Ride
Chaseontwowheelsのレビューから。英語の動画です。下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。| 項目 | 詳細 | 
|---|---|
| 体勢 | Kawasakiはライダーをバイクの中心に配置する傾向があり、足が攻撃的な位置にあり、上半身はわずかに前傾している。ライダーはバイクの中心にいるように感じる。 | 
| 乗り心地 | 体勢が快適で、上半身がリラックスしている。 | 
| トルク | 非常にトルクがあり、簡単にバイクを投げ出すことができる。(YAMAHA)MT-09と同様にトルクが強い。 | 
| モード | モードがなく、トルクが強いため、初心者には少し危険かもしれない。 | 
| シフト | シフトはスムーズ。シフトショックを感じにくい。 | 
| ダッシュボード | 古めかしいデジタルダッシュで、新しいバイクにはカラーダッシュがあることを考えると、少し時代遅れに感じる。 | 
ライバル車とその特徴
カワサキ・Z900のライバル車とその特徴をまとめます。
| メーカー | 車名 | 特徴 | 
|---|---|---|
| ヤマハ | MT-09 | 三気筒エンジンでトルク特性が高い。軽量で機動性が高い。 ⇒⇒レビュー記事  | 
| ホンダ | CB650R | インライン4気筒エンジンを搭載し、バランスの良いパワーを持つ。ネオスポーツカフェスタイルを採用。 ⇒⇒レビュー記事  | 
| トライアンフ | Street Triple 765 | シャープでアグレッシブなデザイン。三気筒エンジンで高いパフォーマンスを持つ。 ⇒⇒レビュー記事  | 
| ドゥカティ | Monster[937] | イタリアンスタイルのデザイン。Vツインエンジンで独特な音とトルク特性を持つ。 ⇒⇒レビュー記事  | 
| KTM | 890 Duke R | 軽量で高剛性なフレーム。パワフルなツインエンジンを搭載。アグレッシブなデザイン。 ⇒⇒レビュー記事  | 
どんな人におすすめのバイク?
カワサキ・Z900がおすすめの対象となる人とその理由を以下にまとめます。
| おすすめの対象者 | 理由 | 
|---|---|
| スポーツバイク初心者 | 素直なハンドリングと扱いやすさが魅力 | 
| 中排気量バイクからのステップアップ者 | パワーアップを求める人にはピッタリの選択 | 
| デイリーユースを考えているライダー | 都市部の通勤や日常の移動にも適している | 
| スタイル重視のライダー | ネイキッドタイプのスタイリッシュなデザインが魅力 | 
| ツーリングを楽しむライダー | 快適な乗車姿勢と良好なバランスが長距離走行にも適している | 
| カスタム愛好者 | アフターパーツが豊富で、自分好みのカスタムが可能 | 
Z900に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種があるとしたら、それは何?
カワサキ・Z900に興味を持ち、ディーラーを訪れた人が目移りしてしまうかもしれないKawasakiの他の車種をまとめます。
| 車種 | 理由 | 
|---|---|
| Kawasaki Z650 | Z900よりも小排気量で、初心者やステップアップに適している ⇒⇒レビュー記事  | 
| Kawasaki Ninja 1000 SX | スポーツツーリングモデルで、長距離ツーリングにも適している ⇒⇒レビュー記事  | 
| Kawasaki Versys 1000 SE | アドベンチャーツーリングモデルで、オフロード走行も楽しむことができる ⇒⇒レビュー記事  | 
| Kawasaki Z900RS | レトロスタイルのデザインで、クラシックな雰囲気を楽しむことができる ⇒⇒レビュー記事  | 
まとめ
本記事では、Kawasaki Z900の海外メディアのレビューを通じて、その特徴や評価を詳しく紹介しました。
Z900は、高性能なエンジン、優れたハンドリング、魅力的なデザイン、快適な乗り心地など、多くの点で高い評価を受けています。
競合他車との比較でも、Z900は独自の魅力を持っており、他のバイクと一線を画しています。
Z900は、バイク愛好者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。





