CBR1000RR-Rはレースに勝てない?これ、半分は風評です。たくさん優勝してます。が。

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【記事丸わかり】

  1. ホンダCBR1000RR-Rは、市販車をベースにしたスーパーバイク世界選手権(SBK)で競争していますが、トップには届いていません。
  2. 耐久レースでは顕著な成績を収めており、2020年のルマン24時間レースで優勝するなどの実績があります。
  3. 2022年の英国スーパーバイク選手権では総合2位になるなど、大規模なレースでの勝利もあります。
  4. 鈴鹿8耐では、2023年に2連覇を達成し、FIM世界耐久選手権の初戦でも1位を獲得しています。
  5. しかし、スーパーバイク世界選手権では、最高成績が3位となり、定期的なトップ争いはしていません。
  6. ホンダは2024年にフルモデルチェンジを計画しており、更なる競争力の強化を目指しています。
  7. 新型CBR1000RR-Rは、高出力エンジン、改善されたエアロダイナミクス、再設計されたシャシーサスペンションを特徴とすると予想されます。
  8. エミッション規制の変更とOBD2-2要件の導入が、新型車の開発を急ぐ理由としています。
  9. 市場の期待は高く、次世代モデルには改善された性能と技術革新が求められています。
  10. ホンダCBR1000RR-Rは、技術的な進化と環境規制への適応を通じて、ハイパフォーマンスバイク市場での位置を固めようとしています。

⇒⇒【モンスター】HONDAのフラグシップマシン『CBR1000RR-R』で全開走行したらヤバすぎたww【218馬力】

CBR1000RR-Rはレースに勝てない?これ、半分は風評です。たくさん優勝してます。が。

ホンダ・CBR1000RR-R FIREBLADE:HONDA

ホンダのフラグシップモデルとして君臨するCBR1000RR-R。ここ数年で勢力をさらに拡大しているこのバイクの実力を、戦績や特徴から徹底解説します。

耐久レースでの連覇や、その他多くのレースでの顕著な成績が目を引く一方で、未だスーパーバイク世界選手権でのトップには届いていません

つまり、「勝てないということはないけれど、目玉のレースでは勝てない」ということは言えるようです。

2024年にはフルモデルチェンジが噂されていますが、それにはどのような背景があるのか、そしてどのような変更点が予想されるのか。さらには、これから購入を検討している方に向けて、バイクの詳細な特徴や、ライバル車の特徴、おすすめのユーザー像なども詳しく解説します。

「勝てない」は半分風評

車名に「R」が4つも入っているホンダCBR1000RRRに、「レースで勝てない」という風評があるようです。

これは、半分は風評ですが、半分は「う~ん」と重い空気になる言説です。

戦績を確認

連戦連勝ではありません。負けることもあります。しかし、CBR1000RR-Rは大きなレースでも結構勝っています。

以下、戦績の一部をご紹介します。

2020年ルマン24時間レース:優勝

2020年ルマン24時間レースで、FCC TSR Honda Franceチームが優勝を果たしました。2020年にデビューしたCBR1000RR-Rにとって初の優勝となりました。

2022年英国スーパーバイク選手権全11大会33レース:総合2位

2022年の英国スーパーバイク選手権は全11大会33レースが行われ、Honda Racing UK(CBR1000RR-R FIREBLADE SP)は総合2位です。

2023年8月6日鈴鹿8時間耐久ロードレース・通称「鈴鹿8耐」:2連覇

鈴鹿8時間耐久ロードレース、通称「鈴鹿8耐」が2023年8月6日に行われ、ホンダ・ワークスがCBR1000RR-R SPで2連覇を飾りました。

2023 FIM世界耐久選手権(EWC) 24時間レース初戦4月15日:1位

2023 FIM世界耐久選手権(EWC) 24時間レース初戦(4月15日)で、F.C.C. TSR Honda France(HONDA CBR1000RR-R)が1位です。

スーパーバイク世界選手権(SBK)は3位どまり

スーパーバイク世界選手権(SBK)は、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が主催する市販車バイクの最高峰二輪レースです。ヨーロッパを中心に世界を転戦しながらチャンピオンの座を争います。

SBKは、レース専用に開発されたマシンで競うMotoGP世界選手権に対し、各メーカーの市販車両をベースにモディファイしたマシンで戦う、世界最高峰のプロダクションロードレースです。

つまり、SBKのレース結果は、市販車の評価に直結しているのです。市販のCBR1000RR-RのオーナーまたはこれからCBR1000RR-Rを購入しようかと考えるバイクファンの気持ちをダイレクトに揺さぶるのです。勝てば歓喜し勝てないと下を向いてしまうのです。

そうした意味合いを持つレースで、ホンダが最後にライダータイトルを獲得したのは約15年前になります。「ホンダ=レース」という名声からしても、また世界最大のバイクメーカーの威信を考慮しても、これは異常事態です。

CBR1000RR-Rは、まさにこの状況を打破すべく2020年に投入されたモデルです。SBKで勝つために開発されたモデルなのです

ところが、過去3年間でCBR1000RR-RがSBKで獲得したベストリザルトは3位で、それも各シーズン1回の計3回に留まっている状況です。

巷の声として、「CBR1000RR-Rは勝てない」という声が広まっているのは、そういう意味ではその通りだと言えるかもしれません。

2024年に「テコ入れ」としてのフルモデルチェンジか

上記のような状況を踏まえて、2024年に、いわば「テコ入れ」としてのフルモデルチェンジが噂されています。

まだ具体的な情報が公開されていないため、正確な詳細を提供することはできませんが、ホンダがこれまでの経験と技術を活かして、さらに進化したバイクを開発することはほぼ間違いないようです。

以下は、新型CBR1000RR-Rの予想です。

  1. エンジン性能
    • 現行モデルが218PSを発揮していることを考えると、新型モデルでも高出力エンジンが搭載される可能性があります。ただし、排ガス規制の強化により、エンジンの最高出力が抑えられるかもしれません
  2. エアロダイナミクス
    • より進化したウイングレットの採用により、ダウンフォースの向上と安定した走行性能が期待できます。
  3. シャシーとサスペンション
    • ハンドリングの向上と高速安定性を目指して、シャシーとサスペンションの設計が見直される可能性があります。
  4. デザイン
    • 新型モデルは、現代的かつ先進的なデザインが採用されると予想されます。ホンダのレーシングDNAを反映したアグレッシブなスタイルが期待できます。

 

なお、様々な要因を考慮すると、新型CBR1000RR-Rが最後のフルパワーモデルとなるとの噂もあります。

いずれにしても、新型CBR1000RR-Rは、技術的な進歩と環境規制のバランスを取りながら、高性能と洗練されたデザインを提供するバイクになると予想できます。

フルモデルチェンジを急ぐ理由

上記のように、新型CBR1000RR-Rの登場が予想されていますが(予想の多くは2024年中)、開発を急ぐ要因については、下記のようなものが指摘されています。

  • 2025~2026年にはエミッション規制がさらに厳しくなることが予定されている。
  • 現行の排出ガス規制は、欧州ではユーロ5、日本では令和2年規制となっている。
  • OBD2(車載式故障診断装置)のバージョンアップが必要となり、新たな監視要件「触媒劣化」の追加が求められる
  • 新たな要件「OBD2-2」は、欧州では新型車が2024年、継続車が2025年、日本では新型車が2024年12月、継続車が2026年11月に適用される。

こうした要因から、2024年中にフルモデルチェンジが敢行される可能性は非常に大きいと思います。

そもそもどんなバイク?

CBR1000RR-Rは、ホンダのCBRシリーズの最上位モデルです。2022年に発売され、高出力と高いコントロール性能を備えています。また、操縦性を追求した車体パッケージングや、スポーツライディングをサポートする先進の電子制御技術を採用しています。

CBR1000RR-Rは、高速道路を100km/h巡航するときのエンジン回転数はわずか4000回転で、1000cc級スーパースポーツマシンとしては低めです。そのため、市街地でも高速道路でも、素性のいいエンジン特性を生かして、ジェントルな走りに徹することができると言われています。

また、1000ccのスポーツバイクとしてはポジションが優しいため、長距離ツーリングでも疲労感は少なめです。しかし、エンジンが極低回転の際に力が無いので発進は気をつかう必要があります。また、変速比がかなり高速よりな設定で、狭い山道等は1速しか使えない場面が多いようです。

CBR1000RR-Rの最高出力は218PSで、最高速は216.54km/hです。

パワーユニットの特徴

ホンダのCBR1000RR-Rのパワーユニットに関する特徴をまとめました。

エンジン

  • 水冷4ストローク DOHC 4バルブ直列4気筒 999cc エンジンを搭載
  • 高速域でのパワーを維持しながら、中速域のフィールに磨きをかけている

バルブ駆動システム

  • 高速域での信頼性を高める動弁系を採用

コンロッドとピストン

  • チタン製のコンロッドアルミ鍛造のピストンを使用
  • 軽くて強い材料を使用している

冷却システム

  • ホンダ独自の冷却技術を採用してシリンダーボアの歪みを抑える

カムシャフト

  • DLCコーティングを施したカムシャフトを使用してバルブ駆動ロスを低減

スターターレイアウト

  • 深いバンク角を確保するレイアウトを採用

吸気系

  • 吸気効率を向上させるスロットルボディーとラムエアダクトシステムを採用
  • 高出力化に寄与する吸気バルブ挟み角を採用

排気系

  • 排気効率と運動性能を追求したエキゾーストパイプと軽量チタン製マフラーを採用

スロットルバイワイヤシステム

  • 意志をリニアにマシンへ伝えるシステムを採用

トルクコントロール

  • 熟成したホンダセレクタブルトルクコントロール (HSTC) を採用

主要装備

ホンダのCBR1000RR-Rの主要装備は以下の通りです。

メーター

  • フルカラーTFT液晶メーターを採用。ライダーに様々な情報を伝えることが可能
  • ディスプレイタイプは「practice」、「digital」、「analog」、「bar」の4種類から選べます

照明装置

  • ヘッドライト: LEDを採用し、コンパクトかつレーシーなイメージを強調
  • テールランプとウインカー: LEDを採用した灯火器類

セキュリティと安全装置

  • Honda Smart Key システム: キーを携帯したままハンドルロックの施錠・解錠が可能
  • エマージェンシーストップシグナル: 急ブレーキ時に後続車にいち早く知らせるシステム

その他の装備

  • クイックシフター: より素早いシフトチェンジを可能にする装置
  • リチウムイオンバッテリー: 軽量バッテリーを採用

スペック

スペック(主要諸元)を以下にまとめました。車名の「CBR1000RR-R FIREBLADE」は「CBR1000RR-R」のペットネームです。

項目CBR1000RR-R FIREBLADE
車名・型式ホンダ・8BL-SC82
フレーム形式ダイヤモンド
全長×全幅×全高 (mm)2100 × 745 × 1140
最低地上高 (mm)115
シート高 (mm)830
エンジン種類水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒
総排気量 (cm³)999
最高出力 (kW [PS] /rpm)160[218]/14,500
最大トルク (N・m [kgf・m] /rpm)113[11.5]/12,500
燃料タンク容量 (L)16
乗車定員 (人)2
トランスミッション形式常時噛合式6段リターン
車両重量 (kg)201
燃料消費率 (km/L)
  • 22.0(60km/h時、2名乗車)
  • 15.0(クラス 3-2)〈1名乗車時〉
最小回転半径 (m)3.8

Honda CBR1000RR-R FIREBLADEは、高性能なエンジンと先進的な技術を持つバイクとして知られています。このバイクは水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒エンジンを搭載しており、最高出力は160kW(218PS)/14,500rpm、最大トルクは113N・m(11.5kgf・m)/12,500rpmとなっています。非常にコンパクトなサイズでありながら、高いパフォーマンスを発揮します。

トランスミッションは常時噛合式6段リターンを採用しており、スムーズな変速が可能です。車両重量は201kgとなっており、ハンドリング性能も高いレベルで提供されています。

価格

Honda CBR1000RR-R FIREBLADEの各モデルの価格をまとめました。

モデル名メーカー希望小売価格 (消費税込み)
CBR1000RR-R FIREBLADE SP2,783,000 円
CBR1000RR-R FIREBLADE2,420,000 円
CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary2,838,000 円

30周年記念モデルは特別なトリコロールカラーと特別装備が充実しており、その他のモデルに比べてやや高価になっています。

Hondaのウェブサイトには「レースベース車」も紹介されていますが、価格に関する具体的な情報は提供されていません。このモデルはHRCサービスショップからの提供となるようです。

なお、上記価格は「参考価格」という性質のもので、実際の販売価格はホンダの各販売店が独自に定めるとのことです。

みんカラの評価は4.83点(5点満点/評価者6名)

みんカラのCBR1000RR-R FIREBLADE SPの評価は、5点満点中4.6点です。※2023年9月時点

なお、CBR1000RR-R FIREBLADE SP は、CBR1000RR-R FIREBLADE をベースに、ブレンボ製フロントキャリパー、オーリンズ製の電子制御式フロントフォーク&リヤサスペンションを採用した上級仕様です。

Honda CBR1000RR-Rのライバル車とその特徴

ホンダ・CBR1000RR-Rのライバル車と特徴をまとめました。

ライバル車名特徴
ヤマハ YZF-R1軽量でありながら剛性を持つアルミフレームを使用。電子制御システムが高度で、スムーズな加速とコーナリングが可能。

⇒⇒レビュー記事

BMW S1000RRインライン4エンジンが生み出す高い出力と緻密な設計が魅力。先進のサスペンションシステムで高い安定性を誇る。

⇒⇒レビュー記事

カワサキ Ninja ZX-10Rエアロダイナミクスに優れたデザイン。トラクションコントロールやクイックシフターなどの先進技術を採用している。

⇒⇒レビュー記事

ホンダ・CBR1000RR-Rと同じように、これらのバイクも高性能エンジンや先進技術を採用しています。

どんな人におすすめ?

ホンダ・CBR1000RR-Rがおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物理由
サーキット走行を楽しむライダーサーキット向けの高性能スペックを持ち、高速走行やコーナリングでの優れたパフォーマンスを発揮します。
経験豊富なライダー高出力エンジンや先進的な電子制御システムをフルに活用できる技術や知識が必要。
高性能バイクに興味がある初心者初心者でも扱いやすい設計がされており、安全機能も充実しているため、高性能バイクへの第一歩として適している。
デザイン重視のバイク愛好者洗練されたデザインと質感にこだわりが見られ、視覚的・触感的な満足感を提供している。

ホンダ・CBR1000RR-Rは、技術的な知識と経験があるライダーに向いていますが、安全機能が充実しているので初心者にもおすすめできます。高性能バイクに興味がある初心者は、このバイクが高性能バイクへの第一歩として良い選択となりえます。

デザインにこだわりがあるバイク愛好者にも喜ばれる一方で、サーキット走行を楽しむライダーにも高速走行やコーナリングでの優れたパフォーマンスを提供できるバイクです。

まとめ

「CBR1000RR-Rはレースに勝てない?これ、半分は風評です。たくさん優勝してます。が。」のテーマで解説しました。

記事の中では、ホンダのCBR1000RR-Rに焦点を当て、その魅力やポテンシャル、さらには改善点にも深く踏み込んで解説しました。レースの戦績を見る限り、このバイクがどれだけの実力を持っているかが理解できますし、各部の特徴を詳しく見ていくと、その高性能さがより一層理解できるでしょう。

その中でも特に目を引くのは、各部のパワーユニットやエンジン、冷却システムなどの技術的な側面です。そして、ライバル車との比較を通じて、このバイクの位置づけや、どのような人におすすめできるのかも見えてきます。

今回の解説を通じて、バイク選びの一助になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。

【海外の評価】ホンダ・CBR1000RR-R FIREBLADE:海外メディア試乗レビュー・HONDAの口コミ・評価:海外の評判を知りたい!

2023年9月17日
Mr.乱視
この記事は当サイトの管理人ミスター乱視が執筆しています。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。

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